騎士王と姫【炎炎ノ消防隊】 (ページ35)

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__打ち上げページ35

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『はぁ……美味しかったです。』

私は、第５と第８の“夜間合同演習の打ち上げ” から帰ってきて、シャワー室で体を洗っている
ところだ。

先日の騒動を誤魔化すため、あの時は
“夜間合同演習”をしていたことになっている。

第５の戦闘力を試すため、火華さんが第８に
敵役を頼んで抜き打ち戦闘訓練をした、という
シナリオだ。

茉希「中隊長の料理は最高でしたね…。」

『さすが中隊長です！』

プリンセス「あぁ、なかなかの味だったぞ。」

……あれ？

『ひ、火華さん！』

プリンセス「ん？」

アイリス「なぜ義姉さんがここに？」

いつの間にか、隣には火華さんが居たのだ。

プリンセス「なぜって……アイリス、お前の成長を見に来たに決まっているだろう。」

アイリス「ね、義姉さんッ！？」

そう言って、火華さんとアイリスさんは戯れ……
うん、戯れている。

そんな二人を見て、茉希さんがぼそっと呟く。

茉希「いいなァ二人とも、女の子らしいしなやかな体…。」

『茉希さんそんな！
私なんて背が低くて太くて！！』

プリンセス「そう自分を下げるな。
茉希尾瀬とA不知火、だったか。
茉希はよく鍛えられた美しい体ではないか。
A、お前は程よく筋肉がついていて、
すらっとした足をしている。二人とも自分に
自信を持て。」

『えっ……は、はい！』

茉希「いやぁ、そんな～！」

こうやって、私達のことをよく見て誉めて
くれる。

やっぱり、火華さんはいい人だ。

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