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__和解 ページ34

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火縄「この辺りから探すぞ。」

『はい!』



第5の内部まで潜入した私達は、早速人体発火の資料を探そうとした。


……が。






森羅「A!無事だったか!」

『…森羅!?』



何と、中から森羅が現れたのだ。

それもアイリスさんと、プリンセス火華さんを
連れて。



アイリス「Aさん!茉希さんと中隊長も
無事で何よりです!」

『な、何で火華さんと一緒に…。』



私達が混乱していると、どこからかアーサーが
現れた。



アーサー「!第5の大隊長…!!」

『アーサー!
よかった、アーサーも無事だったんだ…!』



怪我はしているが、問題なさそうだ。

そんな私達を見て、火華さんは呆れながら言う。



プリンセス「ずいぶん派手に暴れてくれたようだな第8…。…しかし私はもう戦う気はない。
よって、今回の騒動を上手く誤魔化す打ち合わせをしたい。こちらへ来てくれるか。」

アーサー「な……っ、」

茉希「どういうこと…?」



昨日はあんなに好戦的だったのに…。

そんなプリンセス火華さんがあっさり引いたので驚くしかない。



プリンセス「そのままの意味だ。
こちらの案としては、夜間合同演習に見せかけ
ようと思っている。」

アイリス「そして“打ち上げ”として、第5と第8の皆さんでお食事会でもどうかと思うんです!」



突拍子のない案だが……何とか上手く誤魔化せ
そうだ。




火縄「桜備大隊長も、合同演習に見せかける
つもりだったようだ。
第5がそれでいいなら異論はない。」

プリンセス「交渉成立だな。
ならば桜備もここへ……」




その時、中隊長の持っていた無線が音を立てた。


……噂をすれば、桜備大隊長かな。



火縄「桜備大隊長?」

桜備「火縄か?工作に手間取った。俺も今から
そちらへ向かう!」

火縄「………」

桜備「火縄?」


火縄「大隊長……もう終わりました。」

桜備「エ!?強ッ!!!」



あれ、大隊長……意外と抜けてるところが…?


すると火華さんが無線を取った。



プリンセス「桜備か。お前の工作通り、今回の
騒動は第5と第8の夜間合同演習に見せかけようと思う。
打ち合わせのため、第5へ来てもらえるか。」



火華さんの冷静な説明で、何とか話が進む。



……火華さんの事苦手だと思ってたけど……私は
勘違いしてたのかもな。

また色々お話ししたい。





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作者名:九陽 | 作成日時:2020年9月21日 9時

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