騎士王と姫【炎炎ノ消防隊】 (ページ22)

今日:45 hit、昨日:7 hit、合計:107,501 hit

__追跡ページ22

____

第二世代能力で迫る炎を操作し、鎮火する。

『よし、鎮火できた…！
火縄中隊長、大丈夫ですか！？』

火縄「あぁ、助かった。」

節男「ハッ、気に入らねェな！お前らが焔ビトを殺すように、俺も人間を殺して回るぜ！！！」

『！待て！！』

攻撃を防ぐことはできたのだが、節男宮本を
逃がしてしまった。

森羅「桜備大隊長！」

桜備「追え！あいつに追い付けるのはお前しか
いない。」

森羅「しかしあいつ、自我が…！」

焰ビトになっても未だ人間のような節男宮本に、森羅は躊躇っていた。

…それは私も同じだ。

節男宮本に言われた「殺人集団」という言葉が、今になって苦しいほど刺さる。

桜備「あいつはもう人間じゃない。
気持ちは分かるが……。」

すると中隊長が大隊長を制し、森羅に言葉を
かけた。

火縄「森羅。あいつの言葉に耳を貸すな。
あいつを“処理”しろ。…行け！」

森羅「…はい！！」

森羅が炎で空へ飛び、節男宮本を追った。

桜備「火縄…すまない。」

火縄「いいんです。あなたはいつでも俺達の光でいてください。」

桜備「……よし、俺達も森羅に続くぞ！
A、森羅の気配を追えるか？」

『はい！』

消防官新人大会の時と同じように、目を閉じて
集中する。

『……見つけました！
この方角はおそらく、秋葉原！！』

火縄「大隊長、向かいましょう。」

桜備「あァ、みんなマッチボックスに乗れ！」

_____