__意思を持つ焔ビト ページ21
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焰ビトの発生現場である上野裁判所に着くと、
森羅とアーサーが焰ビトの攻撃を受けている
ところだった。
すぐさま茉希さんが応戦する。
茉希「私達もいます！
───“プスプスこめっと☆”！！」
茉希さんが、焰ビトの攻撃を
“プスプスこめっと☆”に変え、反撃する。
しかし焰ビトの力も強大で、一撃で
“プスプスこめっと☆”を破壊した。
茉希「プスプスこめっと☆さん！！！」
あれが、快楽殺人犯 節男宮本の成れの果て…。
節男「そうか、お前ら特殊消防官か…。
インチキお助けマンの殺人集団じゃねェか。
いいなァ、ずるいなァ……！！」
『な…！』
インチキ……殺人集団……！？
どうして私達がそんなこと…！！
桜備「…本当に喋っているな…。」
火縄「生への執着や意思が強いと生前の性質が
残りますが…あそこまでのは初めてです。」
でも強大な焰ビトだとしても、特殊消防官で
囲んでしまえば……！
そう思っていると、節男宮本が驚きの言葉を口にした。
節男「こいつは逃げ場なしか……。
わかった。降参するわ。」
森羅「何…！？」
だがそれは、降参するというような態度では
なかった。
節男「お前らが殺人集団じゃないなら許して
くれるよな？判決では俺は無罪だ。殺すわけにはいかねェよな？」
しかし火縄中隊長は、節男宮本に向けて
容赦なく発砲した。
火縄「…あいにく、お前のようなクズを許せる程
お人好しでもない。」
節男「……ははは…うははははッ！！
やっぱり人殺し集団じゃねェか！！」
節男宮本は叫び、中隊長を炎で包もうとした。
『火縄中隊長！！！』
────“威力操作
私は炎に向かって腕をのばし、威力を吸い込む
ように手を握る。
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作者名：九陽 | 作成日時：2020年9月21日 9時
