軍隊ポロネーズ ページ15
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桜備「森羅、アーサー、A。
大変だっただろうが、よく頑張った!
特に森羅!見てたぞ、4人も助けて!ヒーロー
じゃねェか!!」
『大隊長。私と、私と一緒に出てきた隊員も森羅に逃がしてもらったんです。だから“6人”
ですよ!』
桜備「おお!大活躍だなァ〜!!」
そう言って、大隊長は森羅の頭を撫でた。
森羅「ありがとうございます!」
森羅は嬉しそうだったが、環たち第1の隊員が
通ると顔を険しくしていた。
第1に 何か気になる事でもあるのかな……。
“ジョーカー”の事も含めて、考えてなければ
いけないことは山積みだ。
桜備「…皆。中であった事を報告してくれ。」
────────
桜備「“ジョーカー”?」
『はい、そう名乗っていました。』
森羅「それにあの爆発……この前の火事場荒らしのものとよく似ていました。」
桜備「よく無事だった…。その“灰”については、また調べてもらおう。」
森羅の言う“火事場荒らし”とは、文字通りの
事件だそうだ。
私が入隊する数日前に出向いた火事現場で、
明らかに人為的でイタズラだとしか思えない爆発が起こったのだと言う。
そして大隊長は、私達に教会へ帰るように促す。
しかし大隊長自身はやることがあるらしく、
まだ帰れないようだ。
火縄「お前ら、帰るぞ。」
茉希「本当にお疲れ様でした〜!」
そして私達はマッチボックスに乗ったのだが、
森羅は大隊長と話したいことがあるらしく会場に残っていた。
───────
『森羅と大隊長、遅いですね…。』
教会に帰って夕食を済ませた私達とは反対に、
未だに二人が帰ってこない。
火縄「大隊長がついているんだ。
心配はないだろう。」
茉希「また二人が帰ってきたら伝えますね!」
『はい…お願いします。』
疲れた…。
考えなきゃいけない事も沢山あるのに。
そうして行き詰まった時、私が決まって向かうのは礼拝堂だった。
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作者名:九陽 | 作成日時:2020年9月21日 9時