検索窓
今日:6 hit、昨日:47 hit、合計:107,509 hit

__終幕 ページ14

____




……“ジョーカー”の仲間に入れてやるって……

一体、あの男は何者だったの…!?




森羅「───早く!ここから逃げるぞ!!
…そうだ、A!」

『えッ!?』



急に名前を呼ばれて驚く。

森羅は、私にある事を任せたのだった。



森羅「お前はこの建物内にいる人を外に
避難させろ!
それと、隊長への報告と説明も頼んだ!」

『うん…任せて!』

森羅「もし誰もいなかったら 先に外へ逃げろ!
負傷した隊員とこいつらは俺が助ける!
……行ってくれ!」



森羅の焦りようを見てもう時間がないと悟った
私は、部屋の外へ飛び出す。



……“ジョーカー”との戦闘の音は、部屋の外にも聞こえているはず。

それでも誰も入ってこないと言う事は、近くには誰もいない…?



目を閉じて集中し、人の気配を探す。



────1人だけいる。この道の先だ。



道を進んで気配の主である隊員を見つけた私は、その隊員と共に外へ出た。

次の瞬間、




『───ッ!!』




大きな爆発音が聞こえた。

森羅達らしき人影が空を舞うのが見える。


何とか爆発する前に脱出できたようだが……
全員空中に放り出されたらしい。



飛行できる森羅と 第1の大隊長と思しき人に
抱えられた環はいいが、アーサーだけは為すすべなく自由落下している。




桜備「A!無事だったか!」

『桜備大隊長!はい、何とか……。
でもアーサーが…!!』



中での様子を、大隊長に手短に説明する。

すると大隊長は大きな布を取り出し、中隊長、
茉希さんと一緒に広げた。



桜備「お前もこれを持て!アーサーを受け止めるんだ!」

『はい!!』



そして桜備大隊長は、空を舞うアーサーに向けて叫んだ。



桜備「臆するなアーサー!第8魂を見せろ!」

アーサー「第8魂って…ただ自由落下してるだけ
だぞ……」



そんなアーサーの声が聞こえた直後、私は腕に
強い衝撃を受けた。


アーサーが落ちてきたのだと分かって冷や汗が
出るが、彼は何とか無事のようだった。



アーサー「いってェ…!!
全員筋肉ダルマでよかった……。」


茉希・A「「 誰がゴリラサイクロプス
じゃい!!!」」

アーサー「言ってねェ!!」





_____

軍隊ポロネーズ→←__JOKER



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:九陽 | 作成日時:2020年9月21日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。