反射した幸せ ページ8
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「今日、帰るのが遅くなったのは指輪を取りに行ってたからなんだ。」
そう言って申し訳なさそうにはにかむから、どうしていいかわからない。幸せすぎてチョコレート中に語彙を溶かしてしまったみたい。驚きすぎてお礼と謝辞を表す常套句がそのときだけ思い出せなかった。鞄の中に入れて帰ってきたであろう小箱は海から持ち帰った玉手箱より、ずっと魅力的でずっと美しい。
「ねえ、受け取ってよ。」
甘く柔らかな微笑みを溢し無邪気な彼の前の銀の環を受け取る。冬の夕空をぎゅっと固めたようなシトリンとタンザナイトが照明を受けてキラキラと輝いている。
真っ暗な冬の夜空に星がきらりと光っている。冬の冷たい温度とは裏腹に彼らの心は暖炉の炎のように暖かかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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(´・ω・`)Love(プロフ) - 鵯さん» リクエスト消化してくださりありがとうございます!流石鵯さま、期待以上のお話が読めて嬉しい限りです。良ければまたリクエストさせてくださいね。ありがとうございました! (2017年12月29日 19時) (レス) id: e516045fa3 (このIDを非表示/違反報告)
鵯(プロフ) - (´・ω・`)Loveさん» 大丈夫ですよ。ありがとうございます。気長にお待ちくださいませ。 (2017年12月28日 21時) (レス) id: 10532b6a12 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`)Love(プロフ) - 鵯のさえずりというページは消されたみたいですけど、リクエストってまだ受け付けてますか?もし大丈夫でしたら飴の出てくるほのぼのとしたお話が読みたいです!……こ、こういうリクエストも平気ですか? (2017年12月28日 10時) (レス) id: e516045fa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鵯 | 作成日時:2017年12月20日 18時