真逆 3

【週刊誌編】18話 ※R-15 ページ29

一二三に言われ、素直に従うA。
独歩の頭が銃兎の胸の位置に、銃兎の頭が独歩の胸の位置に来るように寝かせた。

｢んっ…一二三、何考えてんだよ…｣

独歩が一二三を不信がるが、一二三はまったくそれを気にすること無く笑顔でいる。
その笑顔が、独歩と銃兎の不安を煽る。

｢俺も、何をさせようとしてるのか分かんないんだけど…?｣

｢んふふ〜、皆が楽しめること!

んじゃ!独歩ちんと銃兎……お互いの胸、いじってみよーかっ!｣

‘はぁ!?’と、独歩と銃兎の声が重なる。
Aも予想していなかったその提案に、驚いていた。

｢ふざけんな!なんでそんな事…!｣

｢そうですよ!!なんで好きでもない相手の胸なんか…｣

｢……俺的には、ちょっと見てみたいかも…｣

｢A!?｣

独歩が嘘だろと言う目でAを見る。Aは体制を倒し、独歩の耳元で囁いた。

｢今以上に、気持ちよくなれるかもよ?｣

｢んんっ……いや、だとしても…｣

｢……独歩はさ、気持ちいいのだーい好きだよね?｣

｢べ……別に、好きじゃ…｣

｢ウソ、好きじゃなかったら…耳元で話してるだけで、ココ、こんなになんないって｣

そう言って質量の増した独歩のソコを、スボン越しに撫でるように触れるA。

｢やぁ!あ、あん…んぅ……さわ、ないで…｣

｢はぁ……独歩、可愛い…。
んっ…｣

｢んっ……んぅ…｣

独歩とAの激しいキスを、先程よりも近い位置で目にした銃兎。

(うわ……えろ…)

二人の唇の間から見える、絡み合う舌に目がいく。
銃兎がその行為に見とれていると、下半身から違和感がした。

｢ん?……って、お前!何脱がして…!!｣

｢えー?だってココ、苦しそーなんだもん｣

｢だからって、勝手に脱がすな!｣

｢……Aっち達に見とれてる銃兎が悪い｣

そう言って一二三は、解放した銃兎のソレを口に含んだ。

｢はっ…ん、やめっ…急に激しっ…｣

｢……んんっ……は、ひもひいい…?｣

｢あぁあ!やめ、喋るなぁ…!｣

今度は、キスを終えたAと独歩が銃兎と一二三の行為に見入る。

｢……銃兎って、こんな風に乱れるんだ…｣

その小さな呟きに、独歩は不安の目を向ける。
今は独歩と恋人同士とはいえ、Aと銃兎は‘元恋人’。
この行為によって、自分に向けられる愛情が移ってしまったらどうしよう、と独歩は考えた。

(やだ…やだ、俺の事見てよAっ)

独歩はAの首に手を回した。

｢ん、独歩?｣

｢……A……お、俺の事、むちゃくちゃに…して｣

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