【週刊誌編】16話 ページ27
「んぁ……は、まて…ひふっん」
「んー…」
銃兎の制止も聞かず、一二三はどんどんキスを深く、激しくする。
銃兎も、その快感に負けそうになったその時だった。
「一二三ぃー、大丈夫……か………」
秘詩波を見送った独歩が、二人の様子を見に来た。
独歩は、予想もしていなかった幼馴染と知人の濃いキスシーンに、目を見開き、その場に立ち尽くすことしか出来なかった。
「うんぅ!?ひょ…ひふみっ!んんぅ…!」
銃兎が激しく抵抗するが、快感によって力の抜けたそれは、一二三にとってどおってことないものだった。
一二三は横目で独歩に目線を送り、少し笑う。
(一二三のやつ、何考えて…!?)
「あーぁ、何やってんだか…」
「っ!?」
突然後ろから聞こえた、‘大好きな声’に独歩は勢いよく振り向く。
「A…」
「一二三さんから、‘ここに来て、独歩が頑張ってる’ってメッセージもらってね。急いで来たはいいけど…はぁ……その光景、欲求不満の俺にはキツい…」
「よ、よっきゅ…!?」
頭を抱えるAと、顔を赤くする独歩。
その近くで銃兎を支える一二三。
まさにその場はカオス以外の何物でもない。
「Aっち、ちょっと来るのが遅かったね〜。もう解決しちったよ」
くたっと一二三にもたれ掛かる銃兎の背を撫でながら、少し赤くなった顔で言う。
「あぁ、らしいね」
「あり、反応それだけ?」
「頑張った独歩に、後で‘ご褒美’をあげる予定だからね」
ご褒美という言葉に、独歩は色々と想像してしまい、今度は耳まで赤くする。
「うーん」
一二三は何か考える素振りをし、そして閃いたのか目を輝かせながらA達を見た。
「あんさ!こんなのどうよ!」
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銀河(プロフ) - 最高でした。今までにない感動をありがとうございます。 (2020年6月26日 0時) (レス) id: fef2df4640 (このIDを非表示/違反報告)
心春(プロフ) - hrmk。さん» 画面が割れそうな程の評価、ありがとうございます。ファンと言って頂けて嬉しいです、励みになります。これからも沢山評価を押して頂けるような作品を作れたらいいなと思っています。応援、本当にありがとうございます。 (2019年10月23日 21時) (レス) id: ca589b7d76 (このIDを非表示/違反報告)
hrmk。(プロフ) - 一つひとつお話を見る度に評価ボタン連打してました。画面割れるかと思いました!!笑。本当に最後まで素敵なお話でファンになってしまいました!!これからの作品も楽しみにしてます。 (2019年10月23日 21時) (レス) id: 6c7a6386f2 (このIDを非表示/違反報告)
心春(プロフ) - ロトさん» みんな幸せにしたいハピエン厨なもので…お気に召していただけたようで良かったです。こちらこそ読んで下さりありがとうございます。これからも、より楽しんで頂けるよう頑張ります。コメントありがとうございます。 (2019年9月26日 6時) (レス) id: ca589b7d76 (このIDを非表示/違反報告)
ロト - 先日、男主×独歩に惹かれて一気読みしました、とても面白かったです。 三角関係等は幸せにならないキャラクターがいて少し苦手なんですが、一二銃になることでみんな幸せで私でも楽しく読んでいけますありがとうございます!長文失礼しました。 (2019年9月25日 23時) (レス) id: 84710b8cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心春 | 作成日時:2019年9月9日 8時