【刀剣乱舞】神隠しされるそうです。 (ページ8)

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山姥切国広極ページ8

「なぁあんた、俺が修行に言っている間に審神者仲間に言ったそうだな」

審神者部屋にて仕事をしているAに、山姥切国広は言った。

修行から帰ってきた彼は頑なに離さなかった白布をとり、自信に満ち溢れていた。

「俺が帰ってきたら他の刀を全てやってもいい、と……。本当か？」

Aが仕事の手を止め、彼の方を見て笑う。

「えへへー、どうだろうね？」

彼もAに向かって微笑む。

「もしそうならば、誇らしいことだ。俺はあんたの刀だからな。持ち主に大切にされるほど、嬉しいことは無い」

Aは心の中を見透かされたような気がして、小恥ずかしくなって仕事を再開した。

「……俺も、同じことを思った」

ふと山姥切が呟いた。Aが首をかしげる。

「あんたさえいれば他の奴らはどうなってもいい。写しなんかである俺を選んでくれたあの日から、あんたに一生ついて行くと誓った」

山姥切はAのそばに行き、彼女の手を取った。

「あんたが同じ思いなら、話は早い」

「ー俺で、いいだろう？」