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あれから私達は
店前で会ってはアイコンタクトを取っていた
ジョンウォンは仕事が終わったら
こちらをジッと見つめた後、ニコっと笑いかけてくる
ドキ.......
長めの黒い髪がなびいて耳にあるピアスが揺れる。
その後、ジョンウォンはすぐに歩いて行った
もちろん路地裏から出る道は一つしかないので
ジョンウォンの後を追うように
歩き始める。
出たところで、丁度ジョンウォンが立ち止まり
振り向く
JW「あーお腹すいた。ご飯。食べ行かない?」
首に手を当てながら、俯きがながら言うジョンウォン
『え...ご飯?』
今まで仕事後は話さなかったのに、なぜ?
『別にいいけど....」
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もくもくとラーメンを頬張るジョンウォン
口の中いっぱいでなんだかかわいい...笑
JW「.....なに?」
『いや、可愛いなぁって。』
ジョンウォンは少し頬を赤らめて
水をゴクゴクと飲み干す
『ヤンジョンウォンが...照れてる?』
JW「そんなわけないだろ....」
『ふふっ笑』
JW『笑ってないで食べろよな』
拗ねちゃって。笑
関わりたくない存在だったのに、
今はもっとこの人の事が
気になる。
だけど.....
『ケホッケホッ....』
JW「お前、辛い物もしかして苦手か?」
『ちがうし....ケホッ....』
JW「はははっ笑笑」
お腹を抱えて笑うジョンウォン
JW「口の周り真っ赤だな?」
『うるさい。』
JW「はははっ笑」
・
・
そんなこんなで、
私達は、新学期を迎えた。
ハユン「2年だね〜〜同じクラスがいいねー」
『うん!そうだね!!』
クラスが表記されている紙を
ひだりから順に見回していく
“ヤンジョンウォン”
そのクラスには私は、、いない、か。
『はあ....。』
JW「何ため息ついてんの?」
『わっ!ジョンウォン....!びっくりした。』
JW「一緒が良かったね。」
『い...いやだよ....バレたら...』
「Aちゃん!クラス一緒だからよろしくねー!」
たまに話しかけられる隣のクラスの人だ....
とりあえず愛想ふっとこ。
『うん!嬉しい!宜しくね!!』
JW「お前がめんどくさいから愛想ふってるだけだよ。Aは。」
「は....?なにお前?」
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作者名:桃 | 作成日時:2023年5月17日 2時