薔薇が血で染まっていく__。 (ページ11)

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「は....？何お前？」

そう言うと、イライラしたように

ジョンウォンを睨みながらその場を去っていった。

『.....ジョンウォン！！』

JW「.......」

『なんであんな事言ったの....』

JW「.....俺とはイヤな癖に....他の男に尻尾振るなよ」

『え？それってどうゆう.....』

もういい、と言ってジョンウォンは教室に入ってしまった

怒ってるみたいだったけど.....

何か嫌な事しちゃったのかな？

「「キャーーーーーー！！！」」

急な歓声にびっくりして、振り返れば

「かっこいい...新入生だよね？」

「絶対に告白する！！！」

あれって.....

？「ヌナ。やっと見つけた。」

『え.....もしかして....」

NK「ニキだよ、覚えてない？」

そう、この人は幼い頃から仲良くしていた一個下の子だった。

『覚えてるよ...！すごいデカくなったね....』

NK「ヌナはもっと可愛くなってる....」

ニコッと笑う

『やめてよ！笑笑』

恥ずかしくなってニキの胸をぽんっと叩く

その時、丁度ジョンウォンが教室から出てきて

こちらをみていた

『.......！』

目が合えばすぐに逸らされて行ってしまった。

いつもなら、笑いかけてくれるのに.....

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新しい先生の長い長いお話の後は

学校での集会があった

めんどくさいな.....

あっ、ジョンウォンだ

気づけば目で追ってしまっていた。

そして

周りを見てみればジョンウォンを見ながらキャッキャ騒ぐ女子は多かった。

『人気だな....』

その時....

バン！！！！！！

それはただの生徒のいたずらによるクラッカーだった

私は聞いた事のある、あの大きな、音

キャーーーーーーーーー！！！！！

そんな幻聴を耳にしながら後ろにしりもちをついてしまった

『はあっ....はあ......』

誰か.....助けて.....

JW「おい...！！！！」

気づいた時、目の前には、

私を抱き抱えるジョンウォンがいた。

その顔を見た時、涙が溢れて

そのまま意識が薄れていった....

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『....ん...』

JW「お、起きたか？」

『ジョンウォン.....？』

JW「大丈夫か..？」

心配そうに私を見つめる

『大きな音が...苦手で....』

JW「...なにが...あった...？」

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