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ハユン「おっはよーーー!!!」
『おはよ。』
アイツまだいない。
注意深く教室を見回す。
良かった.....
ハユン「わっまた傷だらけだ....」
後ろを振り向けば
ジョンウォンがいた
いつもは目が合わないのに
目がバチっと合ってしまった
すぐにジョンウォンは通り過ぎていき、
自分の席に着く。
今までは怖くなんてなかった
でも
あの場所で会ってからは
色んな意味でこわくなった。
・
・
・
先生「じゃ、必要な資料になる本をそれぞれ探して来なさい。」
図書室は広くて本が沢山ある
ホントめんどくさいなー....
なんかあるかなあ?
「あっAちゃん!これ持っていきなよ」
クラスメートの....誰だ?まあいいや。
『ありがとう!!』
ニッコリと笑い返した。
人がいなさそうなとこ見に行こ....
『どれもこれも同じじゃん....』
「おい」
突然後ろから掴まれて動けなくなる
顔は見えないけど声でわかる
ジョンウォンだ
JW「昨日のことだけど」
周りに聞こえないようにか耳元で囁くように話す
JW「誰にも言ってないよな?」
『風俗店に行ったこと?』
JW「シッ!」
人差し指で私の唇を塞ぐ
JW「誰かに言ったら、許さないから」
私の首をグッと掴んで言うと
ぱっと離して行ってしまった。
あそこまでムキにならなくても....。
意味わかんない
・
・
・
『ありがとう!またきてね。』
エレベーターが閉まるまで深く頭を下げる
終わった。やっと。帰ろう。
日払いで貰った札束を手にして店を後にする。
『はあ、疲れたな....』
その時、
カランカラン、
この前オーナーに案内された店から
見知った顔が出てきた
『ジョンウォン?』
なんでまたあそこに?
汗ばんでいて、
この前と同じ
はだけた黒いワイシャツ
JW「A....?」
しまった。こっちに気づいちゃったみたいだ.....
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作者名:桃 | 作成日時:2023年5月17日 2時