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夏祭り2 ページ42

中原中也side

俺「おせぇなぁ……。」

今日午後3時くらいから姐さんのとこに行ってんのはしってたが……


何してんだよ……


A「お、お待たせしてすいません!」


声を聞いて反射的に振り替えると、思わず目を開いてしまった。


Aの浴衣は淡いピンクの浴衣で、あげている髪についている花の髪飾りはよく似合っている。


浴衣の白には負けないほどの白い肌が生えるような浴衣だ。


姐さんわかってんなぁ……。

うなじがかなり見えているのも姐さんのせいだろう。


走ってきたのか息が荒く、顔も赤い。


A「す、すみません。……エリス嬢と首領は……?」


俺「ああ、エリス嬢がかき氷が食べたいとおっしゃったから先に行かれた。
多分……気を使われた。」


俺らが二人になるように
と付け加えるとAはさらに顔を赤くした。


俺はAの小さな手をとり歩きだす。


通りすがるAと同い年らしき男たちは、Aをみて何かコソコソ言っている。
顔が少し赤くなっている。



イライラするなぁ……


A「中也さん、射的やってみません!?」


無邪気な笑顔で話しかけてくるAは年齢のせいか、少し幼く見える。


A「あ、落とした!」


やったー!と、喜ぶA。

取ったのは犬のぬいぐるみ。
太宰予防になるな……

俺がやってやるよ、というシチュエーションを期待していたものの、残念ながら出番はないようだ。

どんっ


仕事上こういう音は、敵襲と勘違いしてしまう。


しかし違った。


花火だ。



A「わぁぁ」

目を輝かせて見るAはやはり子供だ。

しかし、喉元の艶っぽさに目がいってしまう。


俺「A……」

A「はい……?んっ……」


頬を包み、口付ける。

外だから、と油断した唇の隙間から舌を入れる。



A「ふぅん……ゃ……ちゅやさ……」


唇を離すとAの表情はさっきまでとは違う、大人になってしまった顔だ。


A「外なのに……」

俺「誰も見ちゃいねぇよ。」

なんなら見せつけてやりゃあいい。と付け加え、また俺は口付ける。


花火と祭りの灯りが、二人を明るく照らしていた。


ーーーーー


中原)山吹桜さん、リクエストありがとうな。
七夕は7日に書きたいって作者がいうから待ってくれ。
すまねぇな。

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紅月ミレー - ドSの中也様滅茶苦茶最高で良かったです(〃・ω・〃) (2022年2月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 山吹桜さん» ありがとうございます!雰囲気出せたか心配でしたが嬉しいです!次の作品も是非よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月8日 8時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - 七夕良かったです!!次も楽しみにしています!! (2018年7月7日 22時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - ぬこさん» 私も終わりって気づいたのが入れ替わりの時なんですよね。早すぎて続編も考えましたが太宰さんバージョンを書くことにしました。そちらも是非よろしくお願いいたします!あと、たくさんのリクエストありがとうございました! (2018年7月7日 20時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 終わってしまうのは寂しいですが…次の太宰さんバージョン!が!ありがとうございます!!! (2018年7月7日 19時) (レス) id: 82432849a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コバやん | 作成日時:2018年6月19日 5時

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