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勘違い1 ページ33

Aside


今日は少し私が早く帰る日なので、中原幹部とカフェで待ち合わせをすることにした。


ミルクティーを飲んで中原幹部の事を考えていると


店員「申し訳ございません。只今店内大変混雑しておりますので相席よろしいでしょうか?」

私「あ、はい。」

店員「ありがとうございます。
こちらへどうぞ。」

男「ありがとうございます。」

おおおおお

男の人おおおおおお!?!?


動揺が隠しきれずにいる私に男性は失礼します。と言う。

容姿端麗な人だ。
貧血体質なのかな……顔色が悪く、かなり細い。
よくテレビで見る、白いもこもこの帽子を被っている。
黒い髪に紫の瞳は、かなりミステリアスな雰囲気だ。


し、しかし……

気まずい……


私は男性恐怖症なのはずっと前からであり、中原幹部とお付き合いを始めても治ることはない。

男「おや、顔色がよくないようですね。」

私「え!?あ、はい。


私、男性と話すのが怖くて。


外国の方ですか?」

恐怖症のことを誤魔化すようになんとなく質問を投げつける。


男「はい、そうですよ。最近日本に来たばかりですが日本語は一応話せますよ。」


この通り、と男性は微笑む。

男「あなたは……


ポートマフィアのかたですね。」

まさかこんなところでマフィアが出てくるとは思わず、ついびくっとなってしまう。


私「ち、ちが……」

男「ああ、僕もその手の組織に所属しているので大丈夫ですよ。」

通報されるという不安は消えても、なぜ見破れたのか……

すると男性はまだ何か気づいたような顔をした。

私は何を言われるか身構えると

男「少し、目を瞑ってください。」


すると頬に手を添えられ、睫毛に何かが触れる。


目を開いて見るとゴミが付いていましたよと言われた。


私「っ!//」

顔が熱くなる。
中原幹部にも今朝キスされたからだろうか。

ちら、と男性を見ると目を見開いていた。

やっぱ変だよね……


すると後ろから肩を掴まれる。


中原「おいA、帰るぞ。」


その声は言うまでもなく、怒っていた。


私「ご、ごめんなさい!

し、失礼します。」

男「はい、また会いましょう。



荻原Aさん。」





名前は言った覚えがない……

けれど、強く引かれているせいで、何も言えなかった。

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紅月ミレー - ドSの中也様滅茶苦茶最高で良かったです(〃・ω・〃) (2022年2月28日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - 山吹桜さん» ありがとうございます!雰囲気出せたか心配でしたが嬉しいです!次の作品も是非よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2018年7月8日 8時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
山吹桜 - 七夕良かったです!!次も楽しみにしています!! (2018年7月7日 22時) (レス) id: 6d19b82d66 (このIDを非表示/違反報告)
コバやん(プロフ) - ぬこさん» 私も終わりって気づいたのが入れ替わりの時なんですよね。早すぎて続編も考えましたが太宰さんバージョンを書くことにしました。そちらも是非よろしくお願いいたします!あと、たくさんのリクエストありがとうございました! (2018年7月7日 20時) (レス) id: 699da96965 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 終わってしまうのは寂しいですが…次の太宰さんバージョン!が!ありがとうございます!!! (2018年7月7日 19時) (レス) id: 82432849a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コバやん | 作成日時:2018年6月19日 5時

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