検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,397 hit

7話 ページ9

ーー翌日。


『…まじかよ…』


思うように働かない頭、そしてダルくて起き上がることの出来ない体。おかしいと思い熱を計るとなんと38,5度。完璧なまでの熱だ。


『…休んで、らんねぇ……』


だが、起きた時にはもう予定の時刻の五分前。ここからでは早くても10分はかかる。それなら尚更急がなければ。


『おわるまで、持ってくれ…』


俺は着替えながら柴乃のスマホに、寝過ごした、少し遅れる。と文面を送り、急いで準備をする。


食欲はなかった為ポカリと薬。あとマスクを持つ、そしてスマホと財布を手に持ち家を出た。


『(薬はついてから飲んだ方が時間の短縮になるな…。)』


タクシーを捕まえて、行き先を言って走らせてもらう。今頃柴乃は変なやつに絡まれてはいないだろうか、そんな不安が頭にちらつきながら急いでいた。


「お客さん、顔色悪いけど大丈夫かい?」


運転手がそう聞いてくる


『えぇ、大丈夫ですよ。今日は外せない用事があるのでね…』


と返しておいた。それから10分後、uuumの事務所前につく。するとそこには___


『っ、!!!』


すこし怯えているのか…?そんな感じの柴乃と、見覚えのある奴らがいた。


『っ運転手、これやる、釣りはいらねぇから!』


俺は運転手に五千円札を渡してタクシーから飛び出した。体が重い、うまく動かねぇ、でも、それでも。俺は柴乃に駆け寄った。


_『柴乃…待たせた』


笑ってそういう。メンバーを安心させんのも、リーダーの役目だから。心配、かけらんねぇんだ。

8話→←6話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:愁兎 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年1月17日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。