2人のエースを支える君は【白布賢二郎】

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本日一発目の試合はあっという間に白鳥沢の勝利で終わった。


決勝戦行くなんて自信満々に言っていたのにも納得だった。


実は、彼の写真をスマホで数枚撮ってみたりして結構楽しんでいた。



隣のコートでは青葉城西が試合していて、向こうの試合の勝敗で次に白鳥沢と戦う所が決まる。





｢あ、青城勝ったみたい｣




ピーッと笛がなった方を見ると青葉城西が勝ったことを知らせる喜びの声。


次に当たるのは青城か。


なんだかんだ、青城も決勝戦で白鳥沢と当たるって有言実行だ。




｢うーん、少し暑くなってきたな｣



会場の熱気で少し暑くなったので一旦外に出ることにした。









外に出てゆっくりと息をする。



残るは決勝戦だけなので外でアップを取っているチームももうおらず、なんだか落ち着いた。





試合を見るのも緊張するみたいで、

賢二郎くん怪我しないかな？
監督に怒られちゃわないかな？とか

ついいろいろ考えちゃう。



さっきの試合は怪我もないし、そんなに怒鳴られてもなくて、この調子で賢二郎くんが決勝も勝てますように。



そんなことを思って会場の中に戻ると、決勝戦のコートアップが終わったところだった。

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