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Ryuto


さっきから上の階の物音がすごいせいか、ガリさんの隣にぴったしくっついているA。


蒼弥「…そんなくっつく?」

『…いつもはこんなうるさくないじゃん……』

大光「お前掃除用具の中隠れとけば?」

『暗いし音響く…』

蒼弥「あ、こいつ暗いとこ1人無理なの」

龍斗「ここにもう少し人呼ぶ?」


元々俺と大光がガリさんを待っていただけの教室だから、ずっと俺たち4人しか居ない。

言っても自分達のクラスからちょっと離れた空き教室なんだけどね。

ここに大勢黒高のやつが入って来たらAを守りながらはちょっと無理があると思った。


蒼弥「2年で知ってるやつ居る?」

『私作ちゃんと大光しか喋ったことない。
え、いいよ私に気遣わなくて』

大光「使うだろ」

『なんで?』

龍斗「女の子だからだよ。女の子の体や顔に傷はつけたくないよ」

『…作ちゃんってイケメンだね』

龍斗「…ん?」


俺は大光達も思っているであろうことを言ったのにAからは予想外の返事来て俺は一瞬戸惑う。


蒼弥「話ズレすぎだろ」


でもすかさずガリさんのツッコミが入る。


ガリさんからしたらAは大切な幼馴染。
それ以上に大事な、特別な女の子なんだから本当はこんな危険な所に連れてきたくなかっただろうな…



蒼弥「A」

『ん?』

蒼弥「俺らから離れるな。作ちゃんと大光が他の所に行ったとしても、俺からは絶対離れるな。いい?」


そうやってさらっと言えるガリさんのがイケメンだよ。
なんて俺は思いながら2人を見つめた。


ガラッ


そんな中突然教室のドアが開いた。
そこに居たのは俺達の同級生で大光のクラスのやつだった。


大光「どうした?」

同級生「まずい、ざっと50人はまた入ってきやがった!…え、女の子?」

龍斗「あぁ、ガリさんの幼馴染」

同級生「危ないだろ…まぁ、出来るだけこっちには通さないようにするから気をつけろよ」

蒼弥「おう、サンキュ」

大光「優斗達に連絡しとこ…」


一通り話してからそいつは自分の教室へ戻って行った


大光「てか50って…どんだけ暇なんだよ」

『…優斗くんとか大丈夫かな、?』

龍斗「Aは?」

『…私には3人が居るから大丈夫』



そう言っていたAだけど、ガリさんの手をしっかり握っていた。
そんなガリさんも心配そうにAを見つめていた。

やっぱり、今までも何回かAの前で喧嘩した事はあるけど上からの物音とか聞いてるから余計に怖いよな…きっと…

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Rin(プロフ) - えむちゃんさん» コメントありがとうございます!これからも楽しみにしていてくさだい! (2022年5月1日 23時) (レス) id: b91e24b9f1 (このIDを非表示/違反報告)
えむちゃん(プロフ) - 続きとても気になります♪♪那須くんとの絡みたくさん楽しみにしてます(*^^*)更新頑張ってください! (2022年4月26日 12時) (レス) @page14 id: f39b1306e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rin | 作成日時:2022年3月17日 13時

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