12話 ページ14
雲雀達が去ったグラウンドin
辺りは沈黙が支配していた。それもそうだ。普段、感情を露にしない雲雀があんなことを言ったのだから。
獄寺「お、俺無神経なこといっちまいました」ツナ「獄寺君…」
骸「普段の彼からは想像がつかない態度でしたね。」
山本「過去に何かあったのか？」
各自がそれぞれ雲雀について話しているとリボーンが白蘭に尋ねた。
リ「お前、雲雀の過去しってんのか？」
白「うん♪」
ツナ「教えてくれ！白蘭！」
ベル「しししっ勿体ぶらずにおしえろよ！」
ス「そうだぁぁ！！」
白蘭の一言に周りがそう言う。
白蘭はいつもの笑顔を消して真剣な顔。
白「…さきに言っとくけど、雲雀クンの過去は君達の中で一番ひどいよ…」
と言っても僕が知ってるのは少しだけどね♪
白蘭の一言で周りが静まり返る。
白「雲雀君は、両親に虐待を受けていたんだ。」
全員「！？」
白「その暴力はとても酷くてね。生きているのが不思議なくらいなんだよ。」
骸「いつ頃から？」
骸の質問に白蘭は重々しく口を開く。
白「……５歳」
ツナ「そんなに小さな頃から！？」
白「時には体のあらゆるところを折られたり、火で焼かれたり、もう、言葉にできないほどの暴力を毎日受けていたんだ。」
内容を白蘭に聞いた全員は血の気のひいた顔になる。人体実験を受けていた骸さえ真っ青だ。
白「雲雀君も心を閉ざして、人を拒絶するようになった。デも、暴力が始まって数ヵ月後、雲雀君は三次元の雲雀東輝君家の前で保護された。」
全員「！！」
白「いわゆるトリップだね。雲雀君は東輝君の適切な治療で回復し、その日から東輝君の家で、過ごした。」
ベル「？エース君はその雲雀ってやつを拒絶しなかったのか？」
白「……見せた方が早いね」
白蘭がそういうと、幻術のスクリーンが写し出された。その映像には１話から７話までが流されていた。
映像が終ると涙を流すものや、悲痛な面立ちのものがいた。リボーンでさえ顔を歪めている。
「ふぇぇぇえん！」
全員「！？」
白「始まった。」
突然の泣き声に白蘭が反応する。
骸「何がですか？」
白「……雲雀クンにとって両親の話は禁句なんだ。精神が不安定になって……」
特に、幼い雲雀クンはね……
幼い雲雀の泣き声を聞いてまたもや重くなる空気。
白「この時代の雲雀クンも泣いてるンじゃないかな…」
リ「！あの雲雀が？」
白「今は東希クンがいるからね」
ツナ「お、俺、雲雀さんのお父さん連れてくる！」
それから前話に続く
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ta0628tm0105(プロフ) - 最高…であります！！！続きかけれるのであればでいいのです…書いてくださらないでしょうか？続き待ってます! (2021年1月31日 17時) (
レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
綾華(プロフ) - これと似たような小説を作ってもよろしいでしょうか？唐突にすみません。 (2019年5月28日 6時) (レス) id: 1ee8009000 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あずま | 作成日時：2016年10月24日 17時
