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夢を、見たんだ。
貴方との夢を。
儚く、脆い、淡い。
この先どうなったっていい。相手のことなんてどうでもいい。
楽しければ。
次の日、お互いのことを忘れて仕事ができるのならば。
そしてまた、夜に貴方と会うことができたなら。
貴方と私だけの時間を過ごすことができるのなら 。
どうなったっていい。そう、思えた時間がまさか夢になるなんて、思ってなかった。
A「.....ん、」
中島「あ、起きました?」
A「んー...起きた.... ?!?!?!!」
酔いが覚める瞬間っていうのはこれか。
私がいたのはソファの上らしい。中島ヨシキ宅の。
A「どっっっっっ ういうことだ.....???」
中「笑笑 Aさん焦りすぎ笑 大丈夫です。ここ来るまで1人でちゃんと歩いてました」
A「なんで私ヨシキくんのおうちに?」
中「宅飲みしよってなったんですよ。けどAさんソファにダイブして寝ちゃって笑
さすがに疲れましたよね。俺もです」
あぁそうなのか、と一気に脱力した。 安心していいものなのかも分からない。
中「深夜ですし寝てていいですよ。今から帰るのやばいし」
A「いや、えぇ...??」
中「笑笑 ソファでごめんなさい ベッド、いまやばいんで」
A「ベッドで寝たいなんて言わないよ笑 ありがとう 家に入れてくれて」
飲みすぎたなぁ、仕方ない、色々あったんだもん。
中「そのピアス、俺があげたやつですよね」
A「ん?あぁ、そうだよ気に入ってるの」
中「.....すごく嬉しいです」
耳にヨシキくんの指が触れる。声優はずるいなぁ...
A「っ、そっか、」
ごめんねヨシキくん、まだ私完全にヨシキくんに気を許せないみたい。
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作者名:卯月 | 作者ホームページ:https://instagram.com/uge__tsu04?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
作成日時:2023年6月14日 20時