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なんでよ！！とプンスカしている京本先輩と別れて絢音のいる席に行くと、何故かそこには�眞呂�んがいた。
｢あ、A〜｣
｢お邪魔してます〜｣
｢…�眞呂�ん？｣
トレーを置いて絢音の隣に座る。
�眞呂�んは今朝初めて話したくらいだけど、絢音はたまに話すようで仲はいいみたい。
｢いつも松村くんと食べてなかった？｣
｢北斗は今呼び出し｣
ぶすっとした顔で�眞呂�んが言う。
｢…呼び出し？｣
松村くん何かしたのかな、と考えてすぐに違うと気付いた。
今朝のポニーテールの女の子が頭をよぎる。
｢松村くん、Aさんと付き合ってないみたい…｣
｢じゃあもう今日告っちゃいなよ！｣
｢大丈夫！あんた可愛いし｣
朝、何となく聞こえてきた女の子たちの会話を思い出した。
｢…そっか｣
橋を割って、かしわうどんを啜る。
熱い。
予想以上に熱くて、急いで水を飲み干した。
｢…Aどうしたの？｣
無言でわちゃわちゃテンパる私に気づいた絢音が心配そうに聞いてくる。
｢…い、いやうどんが、めっちゃ熱くて…｣
やけどしたかも、と口をもごもごさせていると、�眞呂�んが何にツボったのかケラケラ笑いだした。
｢ひーー腹痛い｣
｢何コーチどしたの」
｢い、いや、Aさんって意外とドジでわかりやすいなと思って｣
｢…うるさいな｣
｢あ、うるさいって言われた｣
そういってまた笑う�眞呂�ん。
意外と失礼なのかなこの人。
｢はー…いや、北斗なら大丈夫だよAさん｣
｢…は？｣
｢あ、怒ってる｣
｢…絢音、�眞呂�んなんか腹立つね｣
｢コーチ、A意外とこういう感じだから｣
�眞呂�んがしばらく笑っていたので、私も何となく松村くんの事は忘れてそのままうどんを食べ進めた。
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作者名：春野 | 作成日時：2021年12月10日 21時
