【d!】生き苦しいのだ

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金持ち＝貴族とされる現代。


貴族のなかでも2トップとされているのが、フューラー家と、カルミア家だ。


カルミア家は温厚にいきたいそうだが、フューラー家はなぜか家を敵対しているらしい。


私は孤児院からまさかのカルミア家に引き取られたのだ。


多分一生ぶん運使ったんやろなぁ‥‥。


ci「え？ミツキの名前って？」


『‥‥ミツキ・カルミア。』


shp「え、状況がよくわからん‥‥。」


『詳しいことは私の部屋で話すわ。庭で立ち話もなんだし。』


ci「え？え！？良いの？？俺らごときがカルミア家に足を踏み入れて！」


『別にいいだろ。早く来い！！』


がしっと状況が飲み込めてないショッピとパニックになっているチーノの腕を掴み、ドアまで引きずる。


『だだいま〜。じいや〜？』


でかいドアを開けるとこれまたでかい玄関。もう慣れたけど。


「おかえりなさいませ、ミツキ様。はて、そちらのお二方は？」


『あ、ショッピとチーノ。私の友達！』


「ととととと友達！！？？？！」


相当驚いているようだ。

まぁ、私が友達連れてきたことなんて無いもんな。

そもそも友達居なかったし。

自分で言って悲しくなってきたわ。


「ちょっ！全員集合！！メイドー！！料理長ー！！ミツキ様がー！！お友達を連れてきたぞー！！！！」


じいは御歳80だ。元気過ぎんだろ。


「「「「「ミツキ様がお友達を！？」」」」」


うわ使用人皆出てきた。仲良しかよ。


『そんなに喜ぶことかなぁ？』


「ミツキ様が初めてお友達を！じいは！感激でございます！」


『ぁ、ありがとう？』


じい泣きはじめたよ。ほっとこ。


とりあえずメイドさんにお茶とお茶菓子の用意をたのんだ。


二人を連れて二階の私の部屋に入る。

すると私の机にはもう三人ぶんの紅茶とお菓子が置かれていた。

仕事速すぎ。怖いわ。

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