宮沢賢治の妹様

2 ページ30

夢主side
これは喫茶店が段々有名になってきた頃のこと……ある日お客さんが来た

早速ご注文を取ろうとした、そうしたら私じゃなくて違う人がよかったみたいで怒鳴られてしまった

そして一番人気の太宰さんが行くと直ぐに機嫌が良くなった
そしてお皿洗いをしている時のこと
太宰さんの次に人気な乱歩さんが私にぎゅーっと抱きついてきた

貴『ら、乱歩さん？』

乱歩「いーじゃん！」そう言って抱きしめる力を強めた

するとさっき太宰さんにもてなされていたお客さんがいきなり怒りだしたり

客「なに乱歩さんとイチャついてんのよ！」その時、いきなり厨房に入った、そしてちっちゃい小刀で私の鎖骨あたりを切った、多分切る気はなかったのだろう

当たってしまったのだ
それを守れなかったみんなが……悔やんでいる、特に悔やんでいるのは乱歩さん

あの時ハグしなければってずっと言っていた
それからもお店に来ることが少なくなってしまった

だから今日こそは！乱歩さんと一緒にまた働くため！乱歩さんの所に行こうと思う！

誰と一緒に行こーかな！
よし！太宰さんと……与謝野さんで行こう！
貴『与謝野さん！太宰さん！ちょっとついてきてくれませんか？』

与謝野「なんだィ？」

太宰「なーに」
そして理由を説明した、すると納得してくれたようでついてきてくれた

そして乱歩さんの家の玄関前に来た

コンコン、とノックをする
貴『乱歩さん、またお店で働きませんか？』するとシーンと静まり返った

貴『乱歩さんがあのことを悔やんでいるのはわかります、しかしあれは乱歩さんのせいではありません、乱歩さんがいつも通りにしていたのをあのお客さんが少し勘違いしてしまっただけですよ？だから……また一緒に乱歩「だめだ！」乱歩さん……』

やっぱりダメかなぁ……すると私の足元に雫が一滴零れ落ちた
貴『また……一緒に働きたいんです、乱歩さんの明るさやおちゃめさが……必要なんです！また……一緒に働きたいんです！』するとドアが開いた

貴『え……？』

乱歩「あーもー！泣かないの！君には笑顔しか似合わない！」そう言って私の涙をすくってくれた

貴『乱歩さん！』

太宰「乱歩さん」

与謝野「乱歩さん」

乱歩「な、なんでみんな!?」
すると珍しく驚いていた乱歩さん

貴/太宰/与謝野『「「おかえりなさい！乱歩さん！」」』
すると外方向いて……ただいまと言った

貴『乱歩さーん！』思いっきり抱きついた

乱歩「ちょ、A！/////」

3→←番外編part3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す