番外篇 ー後輩ー ~ハロウィンパロ~ ページ28
ー注意ー
室町時代には無いハロウィンをこの回では取り扱います。
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「はっぴーはろうぃーん! とりっくおあとりーと!お菓子くれなきゃいたずらするぞ?」
今は夕食の時間の為皆が食堂に集まっている。
皆って言っても上級生だけなんだけどね。
先週くらいかな、俺は町の子ども達に"はろうぃん″と言うモノを教えて貰った。
その"はろうぃん″と言うのは南蛮の文化?宗教?らしく怪物に仮装をして誰かからお菓子を貰うらしい。
その為の言葉が
『とりっくおあとりーと』
なんだって。
しかし目の前にいる彼らはいきなり初めて聞く言葉に驚いているのか、目を見開いている。
平君が目を見開いたまま聞いてくる。
「・・・A?それは一体何なんだ?はっぴー・・・うぃん?とっくおあとりーと?何故菓子をやらないと悪戯されるんだ?それにその格好は一体・・・」
予想通りの反応に口角が上がる。
俺は町の子ども達に聞いたことを教えようとすると、中在家先輩が
「もそ・・・南蛮の文化・・・らしい。」
そう言いながら、俺が聞いた事よりも更に詳しく"はろうぃん″について教えてくれた。
どうやら図書室の書物に載っていたらしい。
「つまり、俺達は今菓子を持っていないからAに悪戯される・・・そういう事か?」
久々知先輩が豆腐を口元に運びながら訊ねる。
正直俺も悪戯なんて考えて無かった。
悪戯なんてしたら後で何をされるか・・・恐ろしくて考えようと思わなかった。
しかし何時も俺に何かしらしてくる彼らにギャフンと言わせたい。
そんな俺の我儘に付き合ってくれたのが・・・
「A先輩、本当にこんな白い布を被ったり、」
「包帯を体に巻いたり、」
「猫の耳や肉球を着けただけで良いんですか?」
そう、後輩!!
いやぁ、我ながら酷い奴だと思うよ。
自分の復讐の為に後輩使うとか。
だけど俺がやってもどうせ相手にしてくれないんだったら皆が愛する後輩の方が心にくるのでは無いか、僕はそう思いました。
「A先輩、作文ですか?」
んん、庄ちゃんったら冷静ね!
だけど皆も
『いつもは大人な先輩達を驚かせたい』
って言っていたから皆同罪!
食堂の扉の後ろにいていつでも中に入れる皆に俺は小声で伝える。
「いいか?皆、自分の委員会の先輩の所に行ってさっき言った事を言うんだぞ?321で行くんだ。3・・・2・・・1今だ!」
番外篇 ー悪戯ー ~ハロウィンパロ~→←第二十一話 ー安静ー
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氷室アオイ(プロフ) - しゅるさん» コメントありがとうございます!!私では絶対思いつかない、面白そうな内容をありがとうございます!今の話が一段落ついたら書かせて頂きます!リクエストありがとうございます! (2021年12月3日 17時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
しゅる - 今晩は!いつも楽しく拝見しています!リクエストです!六年生と主くんがイチャチャしているのを五年生に見せつけてください!無理のない程度で更新頑張ってください! (2021年12月1日 21時) (レス) @page35 id: 29acc038ba (このIDを非表示/違反報告)
氷室アオイ(プロフ) - うちゅうじんもどきさん» コメントありがとうございます!!うちゅうじんもどきさんの小説、面白くてよく読ませて頂いてます!リクエストありがとうございます!直ぐには書けないかも知れませんが近いうちに書こうと思っています!うちゅうじんもどきさんも更新頑張ってください!! (2021年11月29日 18時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
うちゅうじんもどき(プロフ) - コメント失礼します!リクエストで是非三年生とのイチャイチャを書いてほしいです…!!この小説大好きでいつもニヤニヤしながら読ませて頂いてます!更新頑張ってください!! (2021年11月29日 0時) (レス) id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
氷室アオイ(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます!!ご期待に添えるように頑張ります!おっ、応援?恐れ入ります、、、。 (2021年9月6日 8時) (レス) id: 1a5681ae5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷室アオイ | 作成日時:2021年9月4日 2時