318.恭平side ページ18
318.
《恭平side》
女の子と会うのにこんなに緊張したことないくらい部屋に着く前から緊張していて…
たぶんこの緊張は気にしないって言っておきながら"大吾くんの元カノ"ってことを実は気にしてるからやと思う。
だからこんなんバレたらめっちゃかっこ悪いし必死で隠して…
でも…Aがなんでかわからんけどすごく不安そうな顔してるから笑ってほしくて俺が今めっちゃ緊張してることを話してみた
…それだけじゃないけど(笑)…
Aが俺の彼女になってやっと初めて会えたからもっとAに触れたかったのもある
… ...
Aと唇が触れるだけの初めてのキスをしたあとAは俺の膝の上からどいて俺の隣に座って…。
俺は自分の口を両手で覆いながらAに背中を向けた
…なんやこれ…ヤバッ…軽くキスしただけやのに顔も熱いし身体全部が熱い…
A｢恭平…？｣
恭平｢…俺…ヤバいかも…｣
A｢えっ？｣
恭平｢…あっ 先にお風呂入っていい？｣
A｢...うん。いいよ｣
浴室の場所教えてもらうあいだもAに顔を見せないようにして脱衣場に1人になって鏡の前に立ったら俺の顔は耳まで赤くて…１回のキスでこんなになったのもこんな気持ちになったのも初めてで…
…ヤバい…ヤバい…ヤバい…俺…Aのこと自分で思ってるよりもっと好きなんかも…
服を脱いで浴室に入ってシャワーの下に立って…
…俺のこと好きやから彼女になってくれたわけじゃないのはわかってるけど絶対俺に夢中させたい。それにまずは俺のこと"好き"って言ってほしい…
お風呂から出ていくと部屋にAがいなくて…
寒いと思ったら窓が開いていてその窓の向こうのベランダにAは居て…
うしろから抱きしめた
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2021年12月11日 17時
