126.正門良規side ページ27
126.
《正門side》
こたつに2人で入って、Aちゃんが作ってくれたごはん食べて、あいかわらずごはんがおいしいから酒も進む。
Aちゃんは早いうちからもう酔ってるみたいでよくしゃべるし(笑)
A｢よしくんはなんでこのマンションに決めたの？｣
正門｢1番の決め手はギター弾けるからやな｣
A｢えっ、私と一緒！｣
正門｢Aちゃん、ギター弾けるん？｣
A｢独学でちょっとだけね。よしくんもギター弾くの？｣
正門｢うん。グループでバンドもやってるし｣
A｢そうなんだ。…よしくんのギター聴いてみたいな…｣
正門｢今、ちょっと弾いてみよか？笑｣
A｢いいの！？聴きたい！｣
ソファに座り直してAちゃんのアコギを借りて、俺の横に座ったAちゃんの隣でちょっとだけ弾いて…
Aちゃんの顔を見たらめちゃめちゃキラキラした目で俺のこと見てて(笑)
正門｢どうやった？笑｣
A｢…かっこよすぎてヤバい…。あー、私も上手くなりたい。…どうやって練習したらよしくんみたいに上手くなれるの？｣
横から俺の顔を覗き込んだAちゃんの顔はめちゃめちゃかわいくて…
正門｢よかったら教えよか？｣
A｢うん！｣
Aちゃんにギターを持たせて、横からやとなんやや りづらいから俺はAちゃんの後ろに回ってAちゃんを自分の足のあいだに挟んで座って…
うしろから手を回して、Aちゃんの肩に顎を乗せて…
正門｢１回弾いて聴かせて｣
A｢… …｣
…ん？…あっ…俺、今、Aちゃんにバックハグしてるやん…
正門｢ごめん。そんなつもりじゃなくて…｣
Aちゃんのうしろから離れようとしたらAちゃんは俺の中指をきゅっと握って…
A｢…お願い。もうちょっとだけこのままぎゅってしてて…｣
俺はAちゃんの膝の上のギターを横に置いて…Aちゃんのことをうしろからふわっと抱きしめて…
…あかん…ヤバい…ええ匂いする…
…俺、やっぱりAちゃんのこと好きやわ…
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作者名：音香-otoka-
| 作成日時：2024年2月2日 21時
