5話 ページ8
暫くして、五条が教室に入ってきた。
「転校生を紹介しやす!!!テンション上げてみんな!!」
五条がそう言うと皆黙り込んだ。
しーんとし、Aは苦笑い、他3人は真顔だ。
「上げてよ。」
寂しそうなツッコミをする五条。
どうやら転校生が来ているらしい。Aはつい先程会い仲良くなった為、紹介を待ち遠しくしている。
五条の合図の後に例の転校生が入ってきた。
彼の名は乙骨憂太。そして、彼を呪っているのは特級過呪怨霊祈本里香。
彼が部屋に入ってくると『ぞぞぞぞぞ…』と言う強い怨霊の気配が伝わってくる。
これにはAも背筋を凍らせ、冷や汗をかいた。
「乙骨憂太です、よろしくお願いします。」
そう言うと同時に真希達は戦闘形態に入る。
Aは机に肘を着き頬を乗せる。その顔は笑顔だ。
「これなんかの試験?」
「おい。オマエ呪われているぞ。」
其の声が響く。「ここは呪いを学ぶ場だ。呪われている奴が来るところじゃねーよ。」と真希は付け足す。
そして、五条が此処『呪術高専』について解説し始めた。
「(事前に言ってよ!!)」
と言う乙骨の訴え、
「(今教えたの?!)」
そう言う4人の心の声、
「(メンゴ!!)」
全く謝まる気の無い五条。
すると、五条が思い出したように
「あ、早く離れた方が良いよ」
と言う。4人は「?」を浮かべると、乙骨の背後から大きな手が出てくる。それは折本里香の手である。
「!!!!!」
『ゆゔだを"ををを』
そう言う里香の声に「待って!!里香ちゃん!!」と言う乙骨の声。
『虐めるな』
そう言うと里香の手が3人に降りかかる。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「ってな感じで彼の事がだーい好きな里香ちゃんに呪われてる乙骨憂太くんでーす、皆よろしくー!!」
周りは黙り込んだ。
五条にウンザリしている様子だ。
そして、乙骨に関する里香の発動条件の話もあった。
A以外の3人はボコボコにされていた。
そして、五条から乙骨に他の4人の自己紹介があった。
「呪具使い 禪院 真希 呪いを祓える特別な武具を扱うよ」
「……」
「呪言師 狗巻 棘 おにぎりの具しか語彙が無いから会話頑張って」
「こんぶ」
「呪歌師 哥川 A 中学で領域展開を完成させた凄腕の術師だよ」
「よろしくね。憂太くん、里香ちゃん。」
「パンダ」
「パンダだ。よろしく。」
「(1番欲しい説明無かった!!!!)」
179人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
? - 乙骨くん落ちがいいです…! (2022年9月11日 11時) (レス) @page40 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟オチで希望します。お願いします。 (2022年6月5日 10時) (レス) @page11 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カルミア(プロフ) - プスメラウィッチさん» 暖かな応援ありがとうございます。五条先生落ちの件ですが、まだ決定的に五条先生落ちにする事が出来ません…投票の形で私は決めたいと思いますのでその際はよろしくお願いします。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page21 id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - カルミアさん、この小説は初めまして、できれば五条悟オチでお願い出来ますか?更新頑張ってください。応援しています。 (2022年6月4日 17時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
kei 328 - 更新がんばれ!ファイト! (2022年3月21日 21時) (レス) id: 8861eabc9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カルミア | 作成日時:2022年2月6日 1時