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「死ぬよ」
その言葉を聞いた楓葉は立ち上がったAの腹部に強く手を絡ませて、抱きついた。
それを確認したAはゆっくりと深呼吸をしてまだ傷口が痛むのを我慢し、こう声を出した。
吹雪が周りを包み、楓葉は思わず目を瞑った。
しばらくして開けるとそこには綺麗な氷細工の様な花畑が広がっていた。周りにはガーデニングセットが置いてあり、気付いたらチェアに座った状態になっていた。目の前にはティーセットが置いてある。
まるで…小さなティーパーティーの様だ。
Aは紅茶を1飲みするとこう呪霊に聞いた。
「貴方は…何人人を襲いましたか?あぁ、食べた数でもどうぞ?」
「……」
「答えられないのですか?」
「ゥヴゥ…アァァ…」
段々と追い打ちをかけられるかのように苦しみ出す呪霊。
まるで答えないのでは無く、“答えられない”と言うようだ。
呪霊は思わずティーセットを崩して立った。…いや、
すると、突然猛吹雪が襲い初める。呪霊に凍てつい氷吹雪が打ち付け、苦しそうな声をあげる。
Aはまるで分かっていたかのように目の前の“それ”を冷たい目で見ていた。
やがて、1回手を叩くと吹雪が物凄く強くなり、呪霊は氷に覆われ始める。するとAは手に溜めていた
「…Aちゃん、その、」
「楓葉ちゃんが無事で…良かった。」
「…?!Aちゃん!!Aちゃん!!」
Aは楓葉の言葉を遮り、自身の言葉を述べるとそのまま意識を失った。
___
「何なの…あの子達…」
彼女達は知らなかった。
他の一般人にたまたまこの現場を見られていたことを。
___
「…Aがこの年齢で不完全ながらも領域展開を完成させるとはね…」
ある男が歩いてきながらそう発言した。
楓葉はAを自身に寄せ、誰かと聞いた。
彼は長身の綺麗な白髪でサングラスをかけているが、掛けていてもとても整っていると分かる顔立ちをしていた。
彼は 五条悟 と名乗った。
楓葉はその名を彼女から聞いた事が幾回か聞いた事があった為、すぐに謝り彼にAを託した。
五条はAを抱き上げ彼女に感謝を告げた後、Aの傷が減っている事に疑問を抱いていたと言う…
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? - 乙骨くん落ちがいいです…! (2022年9月11日 11時) (レス) @page40 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟オチで希望します。お願いします。 (2022年6月5日 10時) (レス) @page11 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カルミア(プロフ) - プスメラウィッチさん» 暖かな応援ありがとうございます。五条先生落ちの件ですが、まだ決定的に五条先生落ちにする事が出来ません…投票の形で私は決めたいと思いますのでその際はよろしくお願いします。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page21 id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - カルミアさん、この小説は初めまして、できれば五条悟オチでお願い出来ますか?更新頑張ってください。応援しています。 (2022年6月4日 17時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
kei 328 - 更新がんばれ!ファイト! (2022年3月21日 21時) (レス) id: 8861eabc9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルミア | 作成日時:2022年2月6日 1時