27話 ページ35
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あれから、憂太くんを任せたよ。と私に告げて消えていく里香ちゃんの夢を見た。
解呪が成功したのだろうか。もう、里香ちゃんには会えないのだろうか…待ってと言っても里香ちゃんは消えていく。次第に私の手は空気を掠った所で目が覚めた。
「ん、起きたか?はよ。」
硝子さんの声でハッキリと目が覚める。
硝子さんから話を聞くと、1ヶ月間くらい私は寝込んでいたらしい。
「あ、あとコイツが話したいってさ。」
そう言って出てきたのは、
「私が言うのも何だけど心配したわよ。my cute angel . 」
「鞠絵様…?!」
「早速だけど、何故アタシを生かしたの。貴女、殺 すと言っていたのに。」
「だって、あんな顔を見たら…そんな事できませんよ。」
「……
彼女は微笑んだ。私を見て、愛しい子を見るように。
「アタシは my cute angel … 貴女と一緒に居ることにするわ。あぁ、あと進級する前にそこに居る彼…
「え、あ、う、うん…」
情報量の多かったからもう頭がキャパオーバーしそうになる。そこに憂太くんや真希ちゃん等が私の元へ来た。
「A!!」
「グエッ!」
「Aちゃん!!」
「高菜!!」
「起きたか!A!」
真希ちゃんが私を思いっきり抱きしめた。
女か疑うくらいの声がでて、しかも強いため苦しい。
そんな私に気付いたのか、鞠絵様が大声で言う。
「ちょっとそこのGirl!力が強すぎて my cute angel が困ってるわよ。離してちょうだい。」
「ヒ、ヒーロー?ガール?」
「えぇ、Hero 。貴方はあの夏油を追い詰めた英雄よ。ダサかったかしら…?アタシ、ネーミングセンス無いのよ。」
真希ちゃんが私を離すと憂太くんが呼び方の事を聞き、鞠絵様が少し申し訳なさそうに言う。
「それより…なんで呪詛師がいんだよ。」
「あら、“元”呪詛師よ。この子にはアタシが必要だからって
「はぁぁぁ?!」
「やべぇな」
それから色々訳あって、そろそろ私達の1年は終わりを迎えようとしていた。
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? - 乙骨くん落ちがいいです…! (2022年9月11日 11時) (レス) @page40 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟オチで希望します。お願いします。 (2022年6月5日 10時) (レス) @page11 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カルミア(プロフ) - プスメラウィッチさん» 暖かな応援ありがとうございます。五条先生落ちの件ですが、まだ決定的に五条先生落ちにする事が出来ません…投票の形で私は決めたいと思いますのでその際はよろしくお願いします。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page21 id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - カルミアさん、この小説は初めまして、できれば五条悟オチでお願い出来ますか?更新頑張ってください。応援しています。 (2022年6月4日 17時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
kei 328 - 更新がんばれ!ファイト! (2022年3月21日 21時) (レス) id: 8861eabc9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルミア | 作成日時:2022年2月6日 1時