25話 ページ33
.Aside
本当の力を発揮して戦う。
でも…もうそろそろキツい。
私は最後の力を振り絞って鞠絵様に打とうとした。
でも…あの顔、目を見てしまった時。
「What is it …」
あの人は私の方を見て、懐かしむ様な優しい表情をした。
私は、あの人が死なない様に打つ位置をずらした。
もう私も限界だと思ったその時、ある男が私をわしずかみにした。
「ぁぁぁああああ"あ"あ!!!」
頭が押しつぶされそうだ。
私は痛みに叫ぶ事しか出来ない。
「
「お願い、その子を傷付けるのはやめて頂戴!!!!」
鞠絵様の声が聞こえた。
それと同時に私は吹き飛ばされ、壁に背中を打ち付けたまま意識をたった。
一瞬だけ…ほんの一瞬だけ…片目に空色と雲の目を持っ白髪の姿を見た気がした。
♦♦♦♦♦♦♦
.鞠絵side
「ぁぁぁああああ"あ"あ!!!」
その声が聞こえた時、アタシは何故か咄嗟に
「wait!!!!」
「お願い、その子を傷付けるのはやめて頂戴!!!」
と叫んでいた。アイツはアタシに気付くと彼女を投げこちらを睨んできた。
「あ"?お前…アイツに心惹かれてんのか?真逆、あの野郎に重ねてんじゃねぇだろうな……っゥッグ?!?!」
「悪ぃ、手が滑っちまった見てぇだわ。そこのネェさん、アイツ頼むわ。」
急に殴り込んで来て彼はアタシにあの子を頼むと言った、
アタシは痛む傷を堪え、あの子の元へと行った。あの子は壁に打ち付けられそのまま床に倒れたのだろうか。
アタシは朦朧とする意識の中確かに呟いた。
「 “ 生きなさい 。
彼女に言う私の目は自分でも分かるほどの微笑みを浮かべていたと思う。
私は意識を失う前に彼女の頭を撫でた。
♦♦♦♦♦♦
.???side
「俺と戦うのか?兄ちゃん。死んでも知らねぇぜ?」
「何言ってんだお前。お前なんかすぐ終わる。」
「は?」
「だってお前…」
「 弱 ぇ じ ゃ ん 」
空と雲の目を持った彼はニヤけた。
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? - 乙骨くん落ちがいいです…! (2022年9月11日 11時) (レス) @page40 id: 16f178a420 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 五条悟オチで希望します。お願いします。 (2022年6月5日 10時) (レス) @page11 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カルミア(プロフ) - プスメラウィッチさん» 暖かな応援ありがとうございます。五条先生落ちの件ですが、まだ決定的に五条先生落ちにする事が出来ません…投票の形で私は決めたいと思いますのでその際はよろしくお願いします。 (2022年6月5日 0時) (レス) @page21 id: 6012745a6d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - カルミアさん、この小説は初めまして、できれば五条悟オチでお願い出来ますか?更新頑張ってください。応援しています。 (2022年6月4日 17時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
kei 328 - 更新がんばれ!ファイト! (2022年3月21日 21時) (レス) id: 8861eabc9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルミア | 作成日時:2022年2月6日 1時