安心してください！貴女だけにしか発動させませんから！！←

orz ページ21

スペインside

皆〜、親分のこと覚えてくれとった〜？

ごめんな、少しだけ親分sideさせてーなー！

俺はロマーノを追いかけてやっとAちゃんの家を突き止めた。

ロマーノが高速でインターホンを押す。

西「ろ、ロマーノ……流石にAちゃん怒らへん？そんな押したら壊れるよ…；」

親分もバカやないから、流石にそれぐらいは分かるんよ？←

そして、苛立ちながらかお目当ての彼女は出てきた。

……ビックリしたわ。

本当に、一目惚れとかそういうのやなくて、まぁ、確かにそうなんやけど；

まさか最初に見て思ったことが

“欲しい”

だったなんて……親分もビックリや！

そして軽くフリーズしてたけど気付かれてしもうたから、心境まではバレないように『可愛い』という言葉といつもの調子で片付けた。

何も思っとらんやろうね……俺が可愛いだけで片付けられない思いを持っとることに❤

〜・〜・〜・〜
Aside

スペインさんが口を開いたかと思えば、

西「ロマーノ、ごめん！！“親分達の”やったな！」←

あー、うん。もうヤンデレは増えなくていいですはい。

よし、聞かなかったことにしよう！←

『す、すみません……それはちょっと；』

適当に流すと違う話題をふってくる。こみゅ症？とか人見知りにはありがたいタイプの人だな。

西「Aちゃん、“スペインさん”やと長いやろ？親分もちょっと堅苦しいんよ；だから、親分のことは親分って呼んでくれていいんよ！」

『いえ、そんな馴れ馴れしく……』

子分でもあるまい私が呼べるはずがないのだ。

西「いいから！呼んでみぃ！」

キラキラお目々で見つめてくる。

『分かりましたよ……；お、…親分？////』

西「〜っ！//やっぱ、かわえぇ〜！！よし、これからAちゃんはうちの子分やで★」

子分認定食らいました☆
しかも、今キラって音がしたはずなのにお星が黒い……。
あれ？お目々がキラキラよりギラギラになった…？

まるで獲物でも見据えるような目でこちらを見てくるスペイn……親分。

え、待って、まさか貴方もヤンデr

言い終わる前に口元を何かが染み込んだ布で押さえられ気が遠くなる。

私の視界には困惑する南イタリアさんだけで、親分はおらず、唯一声だけは親分が「ごめんなぁ？」と言っているのが聞こえた。

誘拐→←ご対面

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