家事代行サービスです。【tn】 (ページ6)

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Aside

結局あの後、コネシマの怒っている理由を
聞くことも出来ず、仕事の効率もおちた。

『はぁ...』

結局嫌なことばかりで。
まぁそりゃあ人生楽しいことばかりじゃ
無いんだろうけど、少しくらい

『少しくらい...いいじゃんか……』

帰り道をとぼとぼと歩く。
目からは沢山の光が溢れてきた。

なんて惨めなんだろう、とか。
もっとこうすれば、とか。
出てくるのは“後悔”。ただそれだけ。

家の前に立って、ゆっくり鍵を開けた。
トントンさんに会うのが気まずかった。
なんだか、手伝ってもらってるのに、
迷惑ばかりかけて悪い気がして。

ｶﾞﾁｬ

tn｢おかえり！A！｣

彼の声は明るかった。

『ただいま。』

私の声は暗かった。

何だか人生の暗さを物語っているようで。

tn｢...どうしたん？なんかあったんか？｣

『なんもないよ。大丈夫。』

もういいからさ。やめてよ。

tn｢……大丈夫ちゃうやろ。ならなんで泣いとん。｣

『うるさい！！
大丈夫って言ってんでしょ?!』

ﾊﾞﾀﾝｯ

仕事部屋に篭る。

彼は部屋のドアをｺﾝｺﾝｯと叩いて

tn｢さっきは、すまんかった。
ご飯用意しとるから気が向いたら
食べてぇな？｣

そう言って、多分……寝室の方に行ったと思う。

違う違う違う!!!!!

こんなの求めてなんかない！

彼とお話したかった！

楽しく、お話したかっただけなのに！

……今日はなんてついてないんだろうなぁ、

何も考えたくなくて、
私のやってしまった過ちから逃げたくて、
そんなことを考えながら、
静かに目を閉じた。