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いついかなる時も、安全ではない
「……わかってたんだけどな」
あの言葉は決して、リヴァイが弱いと言っているわけではない。
リヴァイが人類最強であることを誰よりも信じて疑わないのは、Aくらいだろう。
だが、俺だって人間だ。
完全な装備ではない時や一人でいる時に、こちらより有利な条件で敵が襲ってきたら勝つ確率は下がる。
それを危惧し、気を抜くなと俺に喝を入れ、だが心に余裕が持てるよう自分がいると主張していたのだ。
あれは決して侮辱でもなんでもない、ただのAの優しさだ。
「ドラグナ、質問だ」
「は、はい」
リヴァイは歩みを止め、前を向きながらシーナに質問する。
「もし今後方から暗殺を仕向けてくるやつがいたら、どうなる？」
「……私が兵長をお守りします」
「お前の間合いに俺がいて、すぐに戦闘態勢に移れるか？」
その質問に、シーナは難しい顔をする。
確かにこの距離で歩いている時に敵に気づき、振り返ったり拳を振るおうとしても、リヴァイにぶつかってしまう。
「それは俺にも言える。 ……そこにいると、お前は邪魔なんだよ」
そしてまた、リヴァイは歩みを再開させる。
「お前はもういい。 以前の仕事に戻れ」
シーナは何も言い返すことができず、その場に置いて行かれた。
リヴァイの背中はみるみる小さくなり、そして一度も振り替えることなく、消えていった。
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名無し(プロフ) - 花音Kanonさん» ありがとうございます。これからも完結に向けて更新していきますので、最後までお付き合いいただければと思います:-) (2021年1月4日 13時) (
レス) id: 42a95bc79e (このIDを非表示/違反報告)
花音Kanon(プロフ) - 名無しさん» いえいえ！めちゃくちゃ面白いです！好きです！ (2020年12月31日 13時) (レス) id: 43556f048a (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 花音Kanonさん» ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました:-) (2020年12月31日 10時) (レス) id: 42a95bc79e (このIDを非表示/違反報告)
花音Kanon(プロフ) - 秘書って書こうとしたんですかね…？遺書になってます！ (2020年12月30日 9時) (レス) id: 43556f048a (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 駒田針さん» ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました:-) (2020年11月22日 4時) (レス) id: 42a95bc79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2020年9月24日 11時
