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「もう噂になっているかもしれませんが、実はリヴァイ兵長に顔を見たくないと言われまして……」
そういえば、最近兵長の隣を違う女性兵士が歩いている姿をよく見る気がする。
「今は代理で信頼のおける兵士を秘書として遣わせています」
昨日の夜、シーナに言われた言葉を思い出す。
「……彼女は完ぺきに業務をこなしているらしく、つらければ正式に秘書を務めてもいいと、言っていました。」
「それじゃあ、Aさんは……」
「調査兵団になってからはもちろん、兵長の秘書になって3年間、一度もそんなことなかったんです。 まさか兵長の隣に私以外の人間が立つなんて、想像もしていませんでした」
Aが自虐的な笑みを浮かべる。
「いつまでも私が兵長をお守りし、兵長の格好良い姿を一番近くで見届けられるのは私なんだと……、そう思っていました」
その余裕が、こんな事態を招いたんだろう。
きっとこの慢心が兵長の気持ちを傷つけ、怒らせてしまった。
「でも一度離れてみて、少し考えてみたんです。 私はどうしたいのかって」
アルミンは黙って聞いている。
「前に一度、貴方に言いましたね。 私に心臓を捧げつ必要はないと」
「え、えぇ……」
「命を捧げるということは、命を賭して、命に代えても戦い続けるということ」
貴方は……アルミンは
「私はアルミンが大切です。 エレンもミカサも、ほかの兵士たちだって」
なんとなく、Aが何を言うのか分かった。
アルミンは一度深呼吸をし、覚悟を決めてAの言葉を待った。
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名無し(プロフ) - 花音Kanonさん» ありがとうございます。これからも完結に向けて更新していきますので、最後までお付き合いいただければと思います:-) (2021年1月4日 13時) (
レス) id: 42a95bc79e (このIDを非表示/違反報告)
花音Kanon(プロフ) - 名無しさん» いえいえ！めちゃくちゃ面白いです！好きです！ (2020年12月31日 13時) (レス) id: 43556f048a (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 花音Kanonさん» ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました:-) (2020年12月31日 10時) (レス) id: 42a95bc79e (このIDを非表示/違反報告)
花音Kanon(プロフ) - 秘書って書こうとしたんですかね…？遺書になってます！ (2020年12月30日 9時) (レス) id: 43556f048a (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 駒田針さん» ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました:-) (2020年11月22日 4時) (レス) id: 42a95bc79e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2020年9月24日 11時
