４３ ページ45
食事を済ませたリヴァイとAは、多くの雑貨が並ぶストリートに足を運んでいた。
「兵…リヴァイさん、いったい何をお求めなんですか？」
「呼び方にいい加減慣れねぇか」
「無理言わないでください、これまでずっと兵長とお呼びしていたのですから」
「何を言う、出会ったころは呼び捨てだったじゃねぇか」
昔を思い出すかのように、リヴァイは優しく、それでもいたずらっ子のような笑みを浮かべる。
そう、出会ったころ、約5年前――――
「あの頃は私も若かった」
「今も十分若ぇよ」
バカが、とげんこつが飛んできた
「いたっ……」
「まだ若いんだ、もっと自分を大事にしろ」
そして殴った手が、今度はAの頭を撫でる
優しく、割れ物を守るかのように
「やはり、今日のリヴァイさんは変だ…」
いやリヴァイさんだけじゃない、私もそうだ、変だ。変になってしまっている。
いままでこんなに感情がかき回されることがあっただろうか？
いつまでも冷静に、人を信じず、空であると決めたはずなのに。
ただ守ると決めたこの人を、命に代えて守るだけだと、そう決めていたのに。
「――――なぁ、A」
「な、何でしょうか？」
「お前は、心を許せる相手はいるのか？」
心を、許せる…？
「Aが俺たちの元へ来てもう5年になる。 いつも完ぺきに仕事を熟し、誰もが信頼を置いている。」
だが
「お前は、いつも一人だ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
淡花 - とっても面白いです。私、この物語大っっ好きで何度も読んでます‼️ (7月14日 22時) (
レス) @page4 id: e201eaadad (このIDを非表示/違反報告)
柏井彫刻(プロフ) - 光華さん» 紅茶だと、この作品で大事にしているものと会わない気がして……。「苦み」がほしかったので、紅茶ではなくコーヒーにしています！！ (2020年2月14日 9時) (レス) id: 8ca919e957 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 質問です！何で紅茶じゃないんですか？ (2020年2月13日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
柏井彫刻(プロフ) - 光華さん» コメントありがとうございます！！これからも更新していきますので、お時間ある際に楽しんで頂けたらと思います(●´▽`●) (2020年1月26日 1時) (レス) id: d2a0784c62 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年1月25日 23時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無し | 作成日時：2020年1月24日 14時
