１３ ページ15
「いやぁでも、まさかエルヴィンが入団を許可するなんて思ってもいなかったよ」
ハンジの声で我に返る
「最初はAの力量もわからなかったからね」
でも
「彼女は強い、そして心臓を捧げてみせた」
リヴァイは、こちらに向かって心臓を捧げるAの姿を思い出す。
「リヴァイの目に狂いはなかったし、私の判断も間違っていなかったよ」
さて
「そろそろ私はお暇しようかね」
「そうだ、私も午後の実験が残ってた！！！！！」
嵐のように過ぎ去っていった二人。
そしてそれと入れ替わるように、Aが入ってきた。
Aの顔を見て、エルヴィンの言葉を思い出す。
「――――おい」
「はい、何でしょうか」
「座れ」
「……は？」
「いいからここに座れ」
有無を言わさずにAを椅子に座らせる。
「……何か」
「お前がここにきて何年になる」
「5年、程でしょうか」
リヴァイは逆に椅子から立ち上がり、コーヒーを入れ始めた。
「兵長、コーヒーなら私が……」
「いいからお前は座っていろ」
この時の兵長は何を言っても聞かない。
Aは観念し、おとなしく椅子に座り続ける。
ほどなくして、Aの前には湯気のたつ温かいコーヒーが置かれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
淡花 - とっても面白いです。私、この物語大っっ好きで何度も読んでます‼️ (7月14日 22時) (
レス) @page4 id: e201eaadad (このIDを非表示/違反報告)
柏井彫刻(プロフ) - 光華さん» 紅茶だと、この作品で大事にしているものと会わない気がして……。「苦み」がほしかったので、紅茶ではなくコーヒーにしています！！ (2020年2月14日 9時) (レス) id: 8ca919e957 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 質問です！何で紅茶じゃないんですか？ (2020年2月13日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
柏井彫刻(プロフ) - 光華さん» コメントありがとうございます！！これからも更新していきますので、お時間ある際に楽しんで頂けたらと思います(●´▽`●) (2020年1月26日 1時) (レス) id: d2a0784c62 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年1月25日 23時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無し | 作成日時：2020年1月24日 14時
