お還り下さい天女さま！２【忍たま】 (ページ8)

今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:85,216 hit

刺客ページ8

医務室は薬草の匂いが染みついているため、少し頭が痛くなった

新「滝夜叉丸くんはこのまま安静にしておくから大丈夫。私がそばにいるから、君たちは部屋へ戻りなさい。」

タ「僕たちそばにいます！」

新「いいや、君たちもだいぶ体力を消費しているみたいだ。体を休めなさい。」

タ、田、浜、綾「…はい」

静かに部屋を出た

貴「じゃ、ちゃんと寝るんだよー？」

綾「…あの…滝夜叉丸は…」

貴「きっと大丈夫だよ。ほら！滝夜叉丸が目覚めた時に元気な姿を見せられるように、体を休めな？」

そういうと4人は静かに四年長屋へと向かっていった

貴「さーあ、あたしもくノ一長屋に帰りますかー！」

五年と六年はこのことに気づいているのだろうか…

一応様子を見て帰ろう

長屋はシーンとしていた

大丈夫そうだな

？「やっときたか」

突如声が響いた

貴「誰だっ！」

シュタッと自分を囲うように降りたったのは

五年生の勘右衛門、兵助、八左ヱ門、三郎だった

しまった、忘れていた

朝食の時のことを

五年長屋の裏にて今日の夜、【話し合い】をすることを

尾「いくら待てども現れず、部屋に様子を見に行けば姿が無い。今まで一体どこで何をしていた。」

貴「…君たちに答える義務はない」

ここで言えば四年生が危ない
体を休めることもできないだろう

三「雷蔵の様子も今朝、井戸へ行き部屋に戻ってきた時からおかしかった。何をした。」

貴「さぁ…？何も。」

竹「とぼけるな！！」

貴「大真面目よ。あたしは何もしてない。彼自身が大切なことに気がついた。それだけよ。」

兵「大切なことは天女様と共にいること。それ以外に何がある。」

貴「それくらい自分たちで考えなさい。」

耳の横を風が切った

顔の横にあるのは兵助の腕だ

そしてその手に握られているのは寸鉄

久「調子に乗ってると痛い目を見るぞ」

殺気がダダ漏れだ

久「我々の答えは１つ。我々の意思で天女様と共にいる。天女様のお側にいたい。」

三「そしてお前は美しい天女様を傷つける者。」

竹「お前は天女様への償いが必要だ。」

尾「天女様の受けた痛みをお前自身がうけること。それが償いだ。」

兵「さあ、始めようか？裏切り者。」