お還り下さい天女さま！２【忍たま】

涙とぬくもり ページ7

どうしたら滝夜叉丸を助けられる…？


落ち着け霜村A


よく考えるんだ


彼に今見えてないものは…？


彼にいま必要なものは…？







滝「うぁあ"っ…ぐっ…ぁぁぁっ！！！」



痛みからだろうか、それとも気持ちの葛藤からか？

滝が涙をこぼした


とっさに自分は滝を抱きしめた


妖術に踊らされ苦しんでいる滝夜叉丸が可哀想で仕方なかったから


貴「辛いよね…ごめんね…早く助けてあげられなくて…」


まだ滝は唸り続けている
こっちまで泣きそうになった


田「…先輩…私たちこそごめんなさい」


背中に暖かみを感じた

あたしと滝は4人に包み込まれていた


タ「情けないです…僕たち…」


綾「上級生なのにまんまと操られて、大事なことが見えなくて…」


浜「下級生にも迷惑をかけて…何よりA先輩に手間をかけさせてしまって…」


タ「ほんと…悔しいです…」


貴「みんな…」


綾「一緒にみんなに謝りに行こう…？滝…許されるとは思ってないけど…気持ちだけでも…」


貴「そうだよ滝。戻ってきてよ」


田「そうだ…お前は私のライバルだろ…戻ってこい！！またアイドルの座をかけて正々堂々勝負しようじゃないか！！！」









滝「み…んな…待って…る…？」

微かな声で言った


貴「滝…？」


滝「本当に…待ってくれている…のか…？」


貴「うん…っ！みんな待ち焦がれてるよっ！5人の帰りを！！」


滝「…っぐ…みんなが…うぁっ…待って…っ…」



そう言うと滝は意識を失った


田「滝夜叉丸？！」


綾「っ？！」


貴「落ち着いて！とにかく医務室へ！」


タカ丸さんが滝夜叉丸を抱え、全員で医務室へと走った

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