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きちんと正面から ページ18

鉢「雷蔵…雷蔵のいそうな場所…」


八「三郎ーーっ!!」

後ろから八左ヱ門が追いかけてきた




2人は雷蔵を探していた


雷蔵とは昨夜のあれっきり言葉を交わしていない

やっぱりちゃんと話しがしたい。

そう思ったからだ


鉢「八左ヱ門…っ…雷蔵はどこにいると思う…?」


八「…長屋か図書室かな」


2人は走って長屋へ向かった


鉢「雷蔵…?」

部屋に戻ってみたが雷蔵の姿はなかった


八「図書室に行くぞ!!」

再び走って図書室へと向かう



図書室に着き、恐る恐る戸を開けて見ると

後輩と委員会活動にいそしむ彼がいた


八「いた…!」


鉢「でも…どうすべきか…」


八「…話しかけるか?」


鉢「今行けるのか?!」


八「でもそうなったらまたいつ話せるか分からないだろ!」


鉢「でもっ…「三郎?八左ヱ門?」…!」


戸の前で騒ぎすぎたのか、気がつかれた。


雷「どうしたの?本の貸し出し?」


鉢「いや…その…」


雷「?もしかして、僕に用事?」


鉢「えっと「そうだ」…八左ヱ門…」


八「お前と話しがしたいんだ。雷蔵。」


雷「…わかった。長屋まで戻って話をしよう。ちょっとみんなごめん!席を外すね!」


き「ごゆっくりどうぞー!!」



図書室から長屋までの間3人の間に会話はなかった
気まずい空気だけが流れる


部屋につくと3人が向かい合うように座った

みんながみんな誰かが話を切り出すのを待っているようだった


八「…あのな」

最初に口を開いたのは八左ヱ門だった


八「聞きたいことがあるんだ、雷蔵。お前はどうして天女様から離れた?」


雷「昨日言った通り、悪い夢から目が覚めたんだ。」


八「悪い夢というのは、大切な人を傷つけてしまう、というやつか。」


雷「うん。」


鉢「…」


八「…じゃあ、天女様はもう大切な人じゃないっていうのかよ…」


雷「…うん。そうだよ。」


八「…っ!お前…っ!!なんでそう思うんだよ!!」


八左ヱ門が雷蔵に掴みかかった


鉢「やめろ八左ヱ門!!」


八「天女様は優しくて!!素敵な方だろ!!それにお前もみたじゃないか!天女様が霜村に怪我を負わされた所を!白い目で見られる原因を作ったのはあいつ自身だろ!!」


雷「…みたよ。でも」


八左ヱ門の手を少し払い、言った。


雷「A先輩の方が優しかった。…天女に夢中で忘れていたんだ。先輩の優しさを。」


そういうと再び沈黙が流れた

三郎と八左ヱ門は言葉を発せずにいた

再び考え込んでしまった

あの頃の光景を→←神社へ参らん



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かぷかぷちーの(プロフ) - 泡沫 ザクロさん» ありがとうございますっ!!これからも頑張りますね!! (2018年2月2日 2時) (レス) id: 7b2c614d30 (このIDを非表示/違反報告)
かぷかぷちーの(プロフ) - 桃さん» ありがとうございます!!第3弾制作中ですのでしばしお待ちください(´∀`*) (2018年2月2日 2時) (レス) id: 7b2c614d30 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫 ザクロ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援してます (2018年2月2日 0時) (レス) id: 818f5c4556 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編おめでとうございます (2018年2月1日 23時) (レス) id: 2e2a663263 (このIDを非表示/違反報告)
かぷかぷちーの(プロフ) - 天然水豆腐さん» ありがとうございます!これからも気まぐれに更新頑張ります!!(*^o^*) (2018年1月19日 22時) (レス) id: 7b2c614d30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かぷかぷちーの | 作成日時:2017年6月30日 20時

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