スパイ、平和に暮らしたい。 【外見至上主義】

第2子会社 16 ページ41

結城「 …貴方は長谷川蛍介を知ってますか？ 」

…知ってる！！！

知ってるけれども！！！

え、なんか裏切りたくない。
切実に裏切りたくない。


なので、嘘つきます。

…よくパパにも嘘ついてたな…

『 え、知りませんけど誰ですか？ 』

結城「 … 」

え、怖いって怖い怖い
キツネみたいに目細めて笑わないでくれません？？

結城「 …僕は嘘が嫌いです。なぜなら、本当に仲間だと思っている人には嘘をつかないでしょう？ … 」

…核心ついてるし。
いや、どうせアンタ知ってるでしょ。

『 知ってます…。パパから名前しか聞いたことありませんが。 』

結城「 …ではなぜ嘘を？ 」

怖いって怖い！！
こっちは冷静に対応してるイイ女？？みたいになってんのにさー冷や汗ダラダラなんだけどー？！

やば、脇汗やばい。。。

『 あ！結城会長！
私もう戻らないと！』

結城「 はい？ 」

『 UFOの取引に遅れるので！！ 』

車が赤信号で止まった隙にドアを開けて出る。
走って第2子会社、カジノラッキーまで戻ろうと… 足を動かした。

『 いった！？！？ 』

なにこれ足いたい！！！
どっかぶつけたっけ？！




＿＿＿＿＿＿＿＿『 はぁ、はぁ 』

道也「 よく帰って来れたなお前… 」

『 違うよ…エキストラが出来なくなるでしょ？ 』

能面「 … そうだな 」

道也「 … 俺だけ知らないのか？ 」

『 場合によってはそうだなってか能面おまえ怖いよ 』

…あ、おまえっていっちゃった。

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