スパイ、平和に暮らしたい。 【外見至上主義】

一垓会 第3子会社 3 ページ5

ホテルの一室にて ……


『お客様、外には不法侵入者がいますので、お部屋で待機して頂きたい所存です。

＿＿＿＿＿＿＿＿ ご理解して頂けたら幸いです。』

ビッグディールが乗り込んできた為、
お客様には外に出ないで欲しい。

…… 要約するとこんな感じ。

『次は？』

部下「はい！これで終わりです！」

幹部たちはビッグディールを対処しているため、私は動かなくて良い。というか、私は戦闘向きじゃない。

部下「A様！侵入者が他にもいます！」

『……何ですって？』

私としては、第3子会社には潰れて欲しいから良いけど。できれば、お犬教のことを聞き出したい。



＿＿＿＿＿＿＿＿私の父親は お犬教に狂わされた。


というか、父親はお犬教とかいうへんなのを作り出した教祖だった。たくさんの人から恨まれていると思う。


色んな人を騙してきたから。
洗脳してきたから。


それの償いだった。


私は大工パパに保護されたから良かったけど、本当の父親なんて知りたくもない。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


潜入したての頃 ＿＿＿＿＿＿＿＿



『シャオロン様。お尋ねしたいことが……』

シャオロン「何だ」

『お犬教について、知りたいです。』


一垓会はきらいだ。
だから、お犬教のことが無くても、潜入するつもりだった。


シャオロン「まずは実績を残せ」


……ダメか。



……こんな事があったから、
私は第3子会社で実績を積むことにした。

一垓会 第3子会社 4→←一垓会 第3子会社 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す