スパイ、平和に暮らしたい。 【外見至上主義】

第2子会社 6 ページ30

私 、 もう棚橋 じゃないわ。

宍道 よ 、 宍道 。


『 私は 宍道 A 。 』

蛍介 ｢ 宍道…って！ ｣

『 まあ、そっちでは有名なのかな …… 』

道也｢ にしてもよ、さっきの話本当なのか？

みんなをサーカスに参加させるって… ｣

蛍介 ｢ ……うん ｣

『 人が 死 ぬんだよ？
それでも良いようには 到底見えない。 』

蛍介 ｢ ……それでも良い ｣

は？！
何考えてんだよ！！

道也｢ 俺はAに賛成するぞ… ｣

道也、おまえは正しいぞ。

そう思っていると蛍介が狐の面を被り

蛍介｢ 僕は連合を裏切る ｣




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

結城 Side

結城｢ 嘘に決まっているでしょう。

長谷川蛍介が連合を裏切る？ そんな話を
誰が信じるんですか


＿＿＿＿＿＿＿＿ 第3 ・4子会社を潰した彼を
信じる方がおかしい。

彼の目的は1つ。 連合を裏切ったかのように
見せかけ第2子会社を内部から崩壊させること


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿僕達は それを
逆手にとって、彼らをサーカスに参加させ排除してしまえばいいんですよ 。


何にせよ 、御協力ありがとうございます

＿＿＿＿＿ネコ ｣

ネコ｢ とんでもない＿＿＿＿＿＿＿＿
彼と繋いでもらったことを考えれば、このくらい
お易い御用です ｣

と、ネコは笑って見せた。
隣にいる能面はイライラしているようだが。

ネコ｢ ＿＿＿＿＿＿＿＿ただし、これだけはお伝え
しておきます。｣

結城｢ なんでしょう？｣

ネコは立ち上がり、ナイフを結城の首元に近づようとして言った。

ネコ｢ あなたが何をしようと構いませんが＿＿＿＿＿
私と悠心の幸せは守ってください。


＿＿＿＿＿＿＿＿もし 私たちの幸せが壊れるような
ことがあれば、誰であろうと許しません。

例えそれが、あなたであっても。 ｣

和民が手で結城を庇う。

ネコ｢ 分かっていただけたかしら？ ｣

結城はにこ、と微笑んで言った。

結城｢…相変わらずですね
＿＿＿＿＿＿＿＿あなたの愛は ｣

ネコは嬉しそうにしながら 、

ネコ｢ それほどでも ｣

と返した。

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