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玉森side

「くぁぁぁぁ!」


東京から大阪まで新幹線で約二時間


こんなに長いこと新幹線に乗ったことがなかったので、それだけで疲れた



「お前、まさかこれで疲れたはやめろよな?」




げっ・・・


確かにミツ先輩、歳の割には全然余裕だ


むしろ活き活きしてるわ




「まずホテル行って、チェックインな?荷物置いたら、午後二時に水嶋商事との取引はいってるから、すぐな?」


「はい。分かりました」



二時からとか、もうばったばたじゃん


てゆか、これだけなら日帰りでも良くね?って思ったけど、どうせ金曜営業なら一泊して土曜日観光しよーぜってミツ先輩が言うから・・・





ホテルにチェックインし、その後水嶋商事との取引は成功した


一仕事を終え、日が暮れた頃には腹が減っていた


大阪だからせっかくたこ焼きを食べたいなと思ったところだが、それは明日でも良いだろとミツ先輩に言われ、しぶしぶ近くの食堂に入った


外装は古っぽい感じだが、それが老舗な感じを出していて、懐かしい感じがした



「俺、こういう店好きなんだよなー。なんつーの?見た目古いけど、絶対料理うまいくて、おまけに値段安いやつ」


「ミツ先輩の真似するわけじゃないですけど、俺もけっこう雰囲気とか好きですね。なんか学生の頃通ってた食堂みたいで」


「玉ちゃん、意外と分かってんねぇ〜」



ミツ先輩はいつの間にか、俺を玉ちゃんと呼ぶようになっていた


よく分かんないけど、可愛がってくれる

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作者名:たまっち | 作成日時:2020年3月18日 0時

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