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太ちゃんがキッチンにいる私に向かって掲げてきたものは、ずっと渡しそびれていた玉ちゃんの時計
「これさー、タマのじゃね?なんでAが持ってんの?」
「あー、それは、私のカバンに間違えて入っちゃったみたい!ほ、ほら!玉ちゃんと私のデスクって隣だから!」
心の中では必死に平常心を保ち、悟られないようにした
どこか焦りを感じて、必要以上に一つのお皿をスポンジで洗いまくる
「Aー。俺に嘘は通用しないんじゃない?」
うぐっ
やっぱり幼馴染に嘘は通用しない
何しろ、勘が鋭い藤ヶ谷太輔相手には無理だ
「もしかしてー、ここにタマが来て、事を済ましていった?的な」
テーブルを拭いたであろう布巾を持ちながら、どんどんこちらに近づいてくる
「・・・That's Rightですね笑」
「うわ、まじか!やるなータマ」
「感心してる場合じゃないから。誰かと飲んだ帰りか知らないけど、酔って家に来たわけよ。まぁ、流れというか、その場の雰囲気に飲まれまして・・・はい」
「どうせ、弱みに付け込まれたんだろ。北山とのこと言われて、どうしようもなくなったんだろ?」
「当たりです・・・」
「お前それ、タマじゃない奴でもそーなってたのかよ・・・例えば、俺・・・・とか?」
「はぁ?冗談きついんですけど笑」
「だから、例えばだっつの!誰がお前みたいなガキんちょ相手にすっかよ!」
「はぁー?さっき大人の女になったなーなんて言って、私に迫ってきたの誰ですかー?」
「そんなこと言ってないし、してませーん」
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たまっち(プロフ) - nanacoさん» 初めまして、たまっちです!ご感想ありがとうございますm(_ _)m初コメですごく嬉しいです!今後もぜひ、展開を楽しみに読んでいただけると幸いです(o>ω<o) (2020年2月23日 2時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 初めまして(*^^*) 今日ランキングで見つけて、ここまで拝読しました(TT) 不倫ものなのにドロドロしてなくて胸が苦しくなります(;ω;) (2020年2月20日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまっち | 作成日時:2020年2月7日 22時