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翌日には体調もだいぶ良くなり、出勤する
オフィスに入ると、いろんな人たちから「大丈夫?」と声をかけられ、妙に恥ずかしかった
妊娠のせいだなんて、言えませんね笑
「あれ?もう来て大丈夫なんですか?」
開口一番に玉ちゃんは、私の心配をしてくれる
危うくニヤリと笑いそうになる顔を必死で抑える
「うん!もう大丈夫。さすがにここ最近早退とか多かったから」
「でもまぁ、あんまり無理しちゃダメですよ」
「ありがとう。お詫びなのかお礼なのか、朝の美味しいコーヒーを入れてきてあげよう」
「Aさんのコーヒー飲めるなんて幸せだ」
そんなキザなことを言う男はあんまり好きではないが、玉ちゃんだと嬉しくなってしまうのはきっと重症だ
会社だというのにルンルンの気分で給湯室に向かう
若干スキップしながら歩く
きっと傍から見れば変なやつだけど、今は周りに誰もいないからやりたい放題
給湯室には誰も居らず、私の浮かれ具合はさっきと同じままだ
今度は鼻歌を歌いながら、インスタントコーヒーの粉をカップに入れていく
『Aさんのコーヒー飲めるとか幸せだ』
その言葉が何度も頭の中でリピートして、全力でにやけてしまう
「玉ちゃんは、甘いの好きだから砂糖も入れよーっと」
「随分と楽しそーだな」
誰か来て話しかけられたことにビクッとし、入口方向に顔を向ける
「北山先輩!」
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たまっち(プロフ) - nanacoさん» 初めまして、たまっちです!ご感想ありがとうございますm(_ _)m初コメですごく嬉しいです!今後もぜひ、展開を楽しみに読んでいただけると幸いです(o>ω<o) (2020年2月23日 2時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 初めまして(*^^*) 今日ランキングで見つけて、ここまで拝読しました(TT) 不倫ものなのにドロドロしてなくて胸が苦しくなります(;ω;) (2020年2月20日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまっち | 作成日時:2020年2月7日 22時