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帰りは太ちゃんが車で家まで送ってくれた


「ありがとう。迷惑かけてごめん」


「気にすんなって」




じゃあね、と言ってドアを開けようとすると、右腕を掴まれる


びっくりして、右腕の方を向くと、




「あのさ・・・何かあったら言えよ。幼馴染なんだから・・・・」


「え?あ、うん。ありがとう」


「じゃあな。今日は早く寝ろよ」




私は開けかけていたドアを再び押して、車から出た


ドアを閉めると、運転席から太ちゃんが手を振ったから私も振り返すと、そのまま車は来た道を戻っていった









家の玄関が見えてくると、人影のようなものがあるのを確認した




「あ、Aさん!」


「玉ちゃん!どうしたの!?」


「だって、Aさん倒れたって聞いて、心配で・・・」




肌寒い夜の気温のせいで、綺麗な顔が少し赤くなっていた


一体何分、何時間待っていたんだろう




「寒かったでしょ。ほら、まず中入って」




ひとまず寒そうな玉ちゃんを家の中へ入れ、温かいココアを出してあげる


物凄く有り難そうに温まったマグカップを持つ姿を見て、申し訳なくなったと同時に、なんだか微笑ましかった




「ん?なんで笑ってるの?俺なんかおかしい?」




知らないうちにじっと彼のことを見てたみたいで、疑問を投げかけられる



「あぁ、ごめん。なんか可愛くて笑」


「なにそれ笑」




クスッと笑った後、再びマグカップに口をつける

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たまっち(プロフ) - nanacoさん» 初めまして、たまっちです!ご感想ありがとうございますm(_ _)m初コメですごく嬉しいです!今後もぜひ、展開を楽しみに読んでいただけると幸いです(o>ω<o) (2020年2月23日 2時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 初めまして(*^^*) 今日ランキングで見つけて、ここまで拝読しました(TT) 不倫ものなのにドロドロしてなくて胸が苦しくなります(;ω;) (2020年2月20日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまっち | 作成日時:2020年2月7日 22時

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