二番目の愛-second-

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午後からは、久々に玉ちゃんと営業で外に出た


｢いやー、営業ってやっぱ、疲れますね。ずっと笑顔取り繕ってると、顔が歪みそうですもん」



歩きながら、疲れた顔の筋肉をほぐしている


傍から見たら変な人だよ



｢玉ちゃん、ここ外だよ｢あれ？」



私たちの進む先には＿＿＿＿＿





｢皐月さん・・・・・」



玉ちゃんも驚いた表情を見せた後、ちらりとこちらを伺う



｢こんちにはー！たしか、みっくんと同じ会社の人ですよね？」


｢・・・先日はどうも。工藤です」


｢玉森です。」


｢改めまして、宏光の妻の北山皐月です」



ぺこりと頭を下げる仕草は、可愛らしい



｢お仕事ですか？」


｢いえ、今終わったところで・・・」


｢え！？じゃあ、ちょっとお茶しません！？」


｢いや、それはちょっと・・・」



玉ちゃんはグイグイ来る女の人が苦手らしい


けど、ここで断ったらなんだか負けな気がして・・・



｢いいですよ。そこのカフェでどうですか？」




ちょ、Aさん、とスーツを引っ張る玉ちゃんを無視して、みんなでカフェに入った




どうせ頼んでも喉を通らないのに、3人分のコーヒーが注文された

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