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身体全体を締め付けられていた感覚が解け、自由が与えられる
それが少し寂しく感じられた
「ねぇ、Aさん。まだ心の整理がついてないことはわかってる。けど、そばにいたいんだ。辛い時も苦しい時も俺が癒してあげたいんだ」
いつの間にか目の前にいる玉ちゃん
優しい表情に、心が癒される
ド直球すぎる彼の言葉は、今のわたしにとって最高の特効薬だった
「今、そんなこと言うなんて・・・ずるいよ」
「言いたいことはその場ではっきり言う。それが俺。それなら、俺の性格がずるいってことだね笑」
「あざといね、玉ちゃん」
ありがとう
そんな思いを込めて、玉ちゃんの胸の中に飛びついた
その反動で、海の中へと二人、放られる
「ご、ごめん!そこまて勢いよくするつもりじゃ・・・」
「びっくりしたよ。さすがの俺でも対応できなかった。飛び込んだ瞬間、イノシシかと思った・・・」
「ねぇ!!怒るよ!」
全身びしょ濡れになりながら、二人で笑いあった
冷たい海で、水温は低いはず
それでも寒いと感じないのは、彼が温かさを分けてくれるから
「Aさん、帰ろ?」
うん、と頷き、彼に連れられて、冷たい海を出る
暗くて深い闇から連れ出してくれたのも、彼だった
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たまっち(プロフ) - nanacoさん» 初めまして、たまっちです!ご感想ありがとうございますm(_ _)m初コメですごく嬉しいです!今後もぜひ、展開を楽しみに読んでいただけると幸いです(o>ω<o) (2020年2月23日 2時) (レス) id: 94d0777d49 (このIDを非表示/違反報告)
nanaco(プロフ) - 初めまして(*^^*) 今日ランキングで見つけて、ここまで拝読しました(TT) 不倫ものなのにドロドロしてなくて胸が苦しくなります(;ω;) (2020年2月20日 19時) (レス) id: d77fcd2775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たまっち | 作成日時:2020年2月7日 22時