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湯船に浸かるなんて、いつぶりだろうか
施設にも浴槽はあったけど好んで入らなかった。施設では週に1回大きい子が小さい子と入る決まりがあった。子供同士で触れ合う大切な時間だったが私はそれを頑なに拒み続けた
子供が嫌いなのではない。むしろ好きだ。
大人と違って嘘をつかないから
「消えないなぁ…」
ただ見られたくなかった。
左の手首に濃く残る、この身を絶とうとした傷跡を。
「……いつ消えるんだろ」
それにこれだけじゃない。背中に点々と散らばる火傷の痕。
それは血縁である父親に付けられたものだ。
ｰ『背中を出せ！！！』
父は喫煙者だった。直ぐに癇癪を起こす人でその時に決まって自分が吸っていた物を私の背中に押し付けて癇癪を解消していた
ｰ「いっっっ…、た、いっ、…！、！」
母はそれを見て見ぬふり。
自分さえ無事ならそれでいい、そんな人だった。
ｰ『誰が私語を許した。このグズが』
記憶が蘇る。もう傷口はとうの昔に塞がっているのに
背中が熱くなった気がした。
♢
お風呂から上がってリビングに行くと
まだあの4人がいてそれぞれが自室に戻ろうとする場面だった
RS「あ！それリサのパジャマでしょ〜！可愛い♡」
JS「随分とぶかぶかね笑」
確かに袖を捲らないといけないくらいには大きい。けどここで捲ると要らぬ心配をされるのが目に見えるからそのまま。
JE「今度Aちゃんの好きな食べ物教えてくれない？私頑張っちゃうから！ね？」
なんで
JS「じゃあ私とはショッピングでもする？何でも買ってあげるわよ」
RS「わぁ、オンニ物で釣ろうとしてるー。じゃあじゃあ！私とは遊びに行こうよ！」
なんで…
JE「ちょっと。私とAちゃんの話に割り込んでこないでよ」
JS「こういうのは早い者勝ちよ」
RS「私だって仲良くしたいもん！」
「やめてください」
私と今日初めて会ったくせに、
なんで親しげに接してくるの
「言ったはずですよ。私は馴れ合うつもりは、」
唸るように喉から音を出すも途中で妨げられてしまった。背後から何か柔らかい布のようなものを被された。
LS「髪乾かしな。風邪ひくよ」
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夢 - 更新楽しみにしてます！！ (5月31日 23時) (
レス) @page25 id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 夢さん» ありがとうございます🥹ぼちぼち書いてるので気長に待っていてください😌 (2023年4月14日 22時) (レス) id: 99e7b95db2 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます!!更新がんばります^^ (2023年4月14日 22時) (レス) id: 99e7b95db2 (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 面白いです！！これから主人公がどうなってくのか気になります！！ 続きが読みたいです！！ (2023年4月11日 23時) (レス) id: b05a1258a4 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 面白いです。これ。 (2023年4月7日 20時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：侑 | 作成日時：2020年9月15日 21時
