羽丘の不良王子は湊友希那の妹で！？【バンドリ！】

3話 ページ4

明希那side



動くのを渋ったため、今日1日を教室で過ごすというとてつもなく珍しい事態になった


それだけじゃ別に何も思わないが、何しろ教室に居たら居たで女子が煩いんだ


"羽丘の王子様"とか、何とか


僕は教室でいつもリサと日菜と薫＿まあ、自然とこのメンバーで居ることが多い


だからなのだろうか


女子は「羽丘の王子様2人が揃ってる♡」とか言って写真撮ってくる


肖像権の侵害だと思う




そして6時限め



「という事で、うちのクラスの出し物は"執事＆メイド喫茶"になりましたー！」



わぁーって上がる歓声を聞きながら、幸運なことに目の前の席の日菜と薫が振り返る



『……という事で、の意味分かんねぇんだけど』


日「あっはは、Aくん面白い顔してるー！」


日菜、後で覚えておけよ



リ「…A、嫌なの？」


薫「メイド姿の子猫ちゃん…儚い…」


『薫、今そーゆーのいい。嫌に決まってんじゃん、なんでわざわざ執事とメイドなんだよ。せめてコスプレ喫茶じゃ駄目なのかよ』


日「まあまあ、Aくん。別にこれでいいんじゃん？」



は？という顔をしたであろう僕の心中を読んだのか、日菜は耳元で囁いた



日「リサちーのメイド姿、見たくないの？」


『見るに決まってんだろ何言ってんだ』


リ「え、ヒナに何言われたらそんな意見がコロッと変わるの！？」


日「良かったねリサちー」



今度は日菜はリサの耳元で囁く


今すぐ引き離してやろうかと思ったが、やめた



リ「〜〜〜！」


日「リサちー顔真っ赤だね！」


リ「ひ、ヒナ〜！」



何が起きてんだろ

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